「微笑みの国」は意外にも銃社会だった! 現地人男性と女性を奪い合い射殺されたフランス人を教訓に
この容疑者、2012年にもタクシー運転手を射殺していますが、麻薬関係で指名手配中だったタクシー運転手を拘束しようとしたところ車で自分に向かってきたために正当防衛で発砲したと主張して係争中の身でした。
フランス人男性は、まさか撃たれるとは思わなかったことでしょう。タイは日本よりずっと銃が身近にある社会です。さらに外国人は喧嘩も注意が必要です。喧嘩の場に居合わせた全く無関係の野次馬がタイ人側に加勢して外国人が袋叩きにされたという話を何度も耳にしました。
数日の観光程度では訪れた店で知り合った女性をめぐりタイ人男性と喧嘩になるケースはあまりないかもしれませんが、滞在が長くなり、タイ社会に深く入っていけばいくほど、このようないさかいに巻き込まれる危険性は高いと言えます。
ふつうに観光する分には「微笑みの国」でも、リアルな現地生活では日本と同様、笑顔だけでは済まないことばかり。どうぞお気を付けください。(取材・文◎赤熊賢)