閲覧注意! 噛まれた男性が5日後に死亡…体長30センチの巨大ヒルが現れた!!

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001.jpg大騒動の模様を伝えるメディア、thairathkapookより

 タイ中部アントーン県で巨大なヒルに噛まれる人が相次ぎ、死者も出たことから新種のヒルではないかと現地で恐れられています。

 4月19日に報じられたところによると、男性(61)が運河で船から水中に潜り魚を獲っていたところ、右足の脛を見たこともないヒルに噛まれました。
 体長約30センチ、胴回りが約8センチもあるウナギのように巨大なそのヒルは、口に3本の牙まであったのです。男性の妻が語るには、ヒルに噛まれてから男性は町医者で傷口を洗ってもらっただけで大きな病院に行こうとしなかったところ、傷口が炎症を起こして足がむくみ、5日後に死亡したとのことです。

 この話が地元で広まって住民が運河の水中に入るのを怖がっていたところ、男性(65)がハスを育てている沼に入って作業中にやはり巨大なヒルに噛まれてしまいました。しかしこの男性は噛まれた時には気付かずそのまま帰宅。シャワーを浴びている際、キン○マのあたりに痛みを感じたので見てみると傷ができていて、血がどんどん流れ出て止まる気配がなかったのです。

 浴室の床に目をやると、大きなヒルが落ちていました。体長15センチ、直径2.5センチほどの黄色い体に黒い模様があります。

 自分の傷口を見るとヒルに噛まれた3つの牙の跡があったため、ヒルをペットボトルに入れて証拠として携帯しつつ、急いで妹に病院へ連れて行ってもらいました。病院では止血処置とウイルス予防注射、破傷風予防注射を受けました。帰宅して療養中の男性は、近所で巨大ヒルに噛まれて死んだ人がいるとの話は聞いていたが、まさか自分が噛まれるとは思ってもみなかったと語りました。

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 タイの専門家によれば、このヒルは「水牛ヒル」(学名Poecilobdella manillensis)とのこと。東南アジア、南アジア、中国南部、台湾に生息し大きいものでは体長30センチほどになるが毒はないそうです。

 ちなみに、死亡した男性の死因については、20日にアントーン県知事がこの件はヒルに噛まれたことが原因ではなく心臓病により死亡したものと語りましたが、恐らくヒルに噛まれた傷口から破傷風か何かの細菌に感染したのだと推測されます。

 もしこんな巨大なヒルに噛まれたら、それだけで卒倒しそうです。この地域で水遊びをするのを思わず躊躇したくなる出来事でした。(取材・文◎赤熊賢)