幽霊船か? 台湾の港を出てから9年間行方不明だった大型貨物船がミャンマーの海岸に突如無人で現れた!

この大型貨物船はインドネシア船籍で、8月13日にインドネシアから「Independence」号に曳航されて出港しました。向かう先はミャンマーの西隣、バングラディシュの船舶解体工場です。

バングラディシュ南東部の中心都市チッタゴンの海岸部には「船の墓場」と呼ばれる大型船舶の解体工場が密集していて毎年数百隻が解体されていることは有名です。そこに曳航して解体業者に引き渡す予定だったものとみられます。

曳航の途中、ミャンマーのヤンゴン川河口付近の海上を航行している際に暴風雨に遭遇。海が荒れたことにより曳航に使用していたケーブルの一部が破断してしまいます。制御不能になったため、大型貨物船を放棄する決断を下したのでした。その後、潮に流されて砂浜に打ち上げられたというわけです。

ミャンマー当局はまだこの船の運航記録が9年間も空白になっていることを疑問視していて捜査を続けるとのことです。「船の墓場」に「謎の9年間」…。いかにも幽霊船らしいニュースでした。(取材・文◎赤熊賢)

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