【ウーマン】日焼け止めだけでは意味なし!紫外線対策は「目」から行うべき

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全国的に、平年よりも早い梅雨明けとなった今年。 連日35度前後の猛暑日が続いていますが、皆さんの紫外線対策は万全ですか? SPFやPA値の高い日焼け止めを塗って満足していてはダメ! 実は、日焼け止めだけでは日焼けを防ぐことができないんです。 なぜなら、ある実験で、紫外線対策は「目」から行わないと意味がない……という結果が出たから。 今回は、夏の正しいUVケア方法についてご紹介します。

紫外線対策はまず「目」から!

紫外線対策と言うと、「日焼け止めを塗ればOK」と考えている人も多いですが、これでは不十分。
肌の日焼けを防ぎたいなら、まず目を守る必要があるのです。

と言うのも、「SMHSRI医療健康科学研究所」が行ったマウスによる紫外線実験によると、目だけに紫外線を当てたマウスは、耳だけに紫外線を当てたマウスと同じように日焼けしたという結果が出たのです。

通常、紫外線を浴びると、皮膚を守るために体内でメラニン色素ができて肌が黒くなります。

ところが、この研究によって、目の角膜が紫外線を吸収すると脳が肌に対して「メラニン色素を作れ!」という司令を出すことが判明。
つまり、目の紫外線対策をしなければ、いくら肌への紫外線対策をしていても肌が黒くなってしまう、ということなのです。

夏の紫外線で視力低下を招く可能性も…

さらに、「両国眼科クリニック」の山口医師によると、目に紫外線を浴び続けると、白目の部分に黒目が入り込んで視力低下につながる”翼状片”や、視界の中央部分がかすんで見える”黄斑変性症”という病気を招く可能性もあると言います。

また、日中の紫外線が強いときには、紫外線数値は3,000を超えることも珍しくありません。
この量の紫外線を長時間に目に浴び続けると、失明してしまう恐れもあるのだそう。

実際に、オーストラリアやニュージーランドなど、オゾン層の破壊が進んでいる国では、白内障や角膜炎などの病気が心配されているため、サングラスや帽子の活用を国全体で呼びかけているほどなんです。

肌老化の原因は8割が紫外線によるもの

夏になると「こんがり焼きたい!」という人も多いですが、肌の老化を招く原因は8割が紫外線によるもの。 UVカット効果のあるサングラスや日傘、帽子やコンタクトレンズなどを上手に活用して、まずは紫外線から目を守りましょう。 ブルーベリーやラズベリーなどのベリー系食品、かぼちゃやにんじんなどの緑黄色野菜などを積極的に摂取するのも効果的ですよ。 夏はこれからが本番! 正しい紫外線対策で、楽しい夏を過ごしてくださいね。

Written by きつたなお

Photo by Digital Sophia

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