百田尚樹さん「殴りあいなら負けない」と物騒なツイート なぜ老インテリほど暴力性をアピールしたがるのか

これは大変です。止めなければ。一度、言ったからには実行しない人を僕は「口舌の徒」と呼ぶことにしています。「出来なければ言わなければいい」。ここ十年、特にそう感じています。

で、他の人のタイムラインから流れてくるのを見たら、

【「書いている内容もひどいが、物の言い方が凄いよね。直接言ったら殴り合いだよね】

という百田尚樹さんのスクショ。この事を言っているのか、と推測します。内容は橋下徹さんにリプライ飛ばした方の物言いについての百田さんの感想らしいです。

その後、他の方のリプライに

【殴り合いなら間違いなく勝つ自信はあるけどね(※笑顔のマーク)】

と自信満々。

なぜ60代を超えた良い年の作家(引退宣言しているとは言え)こういった不良になりたての中学生のような事を言うのでしょうか。

この精神構造は極簡単に説明できます。

勉強を一生懸命してきたエリートが、少年時代避けていた事を大人になって売れてから「(殴り合いを)出来るんじゃないか」という勘違い、あるいは調子に乗ってしまったからです。概して、高学歴の人に多いです。

僕が取材してきたり会ってきた、少年刑務所に入ったりあるいはヤクザになるような元不良少年はこういった大言壮語はしません。そもそも暴走族でバリバリに殴り合ってきた不良少年達は、大検などを抜かして大学にはまず行きません。

思い出すのが「美味しんぼ」原作の雁屋哲氏。コラムで「私が最近覚えたボディブロー(ボディフックか)は強いぞ」か「試してみたい」といった文言を書いていました。寒い。雁屋氏は東京大学卒業です。百田氏は同志社大学中退。

不良少年の定義は難しいですが、僕個人的には暴走族・ギャングは不良少年にしています。80年代~90年代初頭のチーマー、ローライダーなども入るでしょう。それらに属していなくても、一匹狼の喧嘩屋もいました。彼らは少年期にはこういった、暴力の世界に生きていますが、成人してからはネットではよほどの事がない限り、百田尚樹さんのような威勢のいいことは言いません。なぜならその時期を

卒業しているから

です。

参考記事:文学界「ケンカ最強」は誰だ! 中上健次、梁石日などそうそうたる作家が挙げられる中、やはり1位は“あの人”しかいない! | TABLO