セクハラ福田事務次官とハッピーメール米山知事の「性癖」を女性目線で分析してみます
テレビ朝日の女性記者に対する一連のセクハラ行為を、週刊新潮に報じられた福田淳一財務事務次官が18日、辞意を表明しました。注目すべきは、音声など公開されたにもかかわらず、辞意会見に際に言った「自分の聞く声と録音された声は違うから、録音された声が、自分の声かよくわからない」などという往生際の悪さ。これには新潮も「この期に及んで」と、びっくりです。
悪質セクハラの常套句「酒の席だから」
この往生際の悪さ、悪質セクハラ魔の共通点ではないでしょうか。悪質なセクハラを受けたことがある女性のほとんどは、そう思うはずです。
やつらって絶対に認めないじゃないですか。
「酒の席の言葉遊びだから」「覚えていない」「あっちから誘ったから」「笑っていた」「ミニスカを履いていた」「いやだとは言っていなかった」「自分からベッドに寝て足を開いてきた」「昔ドラッグをやったことがあると話していた(←もはや関係ない)」などなど、思いつく限りの言い訳を連ね、必死に「俺は悪くはない」と自己弁護します。
そもそもセクハラは、「相手が”そうだ”と感じたら”セクハラ”」という曖昧な性質も含まれています。つまり相手が「キモいおじさんに、『おっぱい触らせて』『縛らせて』『うんこいっぱいした』などのキモいことを言われて興奮する」癖の持ち主なら、オールOK。わたし自身は「キモいおじさんにキモいことを言われる」のはわりかし好きな方です。
ただ、キモけりゃいいってわけじゃない。自分の癖にマッチしたキモさじゃないと、ただただ不愉快なだけ。その辺の見極めもなく、「どうだ、キモいだろう」とキモ迫りしてきた福田さんは、その傲慢さが透けて見えます。
”言葉遊び”と言うのなら、相手あってのことです。相手にもれっきとした癖があることを認識し、それとマッチしているかどうか、きちんと確かめたのでしょうか。相手がどんなキモさを望んでいるのか。そもそもキモさを望んでいないのか。望んでいないのなら、きちんと”お礼”を用意してはじめて、その関係性はフラットになります。
わたしの大学時代の彼氏は根っからのドMで、2年の交際で、挿入をともなう普通のセックスはできませんでした。申し訳なさそうに紺のソックスと黒いローファーを渡され、
「これでチン棒を踏んでくれないか」「踏みながら、『ほんときもーい。この白豚。女子高生にこんなことをされてこんなに固くしているなんて』と言ってくれないか」と頼まれたことがありました。
彼氏のお願いです。一度は了承し試しましたが、わたしは彼氏のチン棒を踏み淫語を言って興奮する癖はありません。うまくいかず、「もうできない」と断りました。
すると彼氏はどうしたのかというと、以前からしていた出会い系を再開。”お礼”がほしい女の子にお願いするようになったのです。彼は要求通りの踏まれ方や罵られ方をし大満足、女の子もほしかったお礼を手に入れ、WIN-WIN。わたしも、以降は無理な要求をされることがなく、いいことづくめな出来事でした。
わかってないよ! 米山さん
そこで思い浮かぶのは、福田さんと同日辞任を表明した新潟県知事の米山隆一さんです。
彼は出会い系サイト「ハッピーメール」で知り合った複数の女子大生と金銭を介した性交渉をしていたことが、週刊文春の報道で明らかになりました。50歳独身のこれまでモテてこなかった男が、出会い系サイトで恋愛できることを夢見て女性たちと会い、金で歓心を買っていた……東大やハーバードを経た超エリートとは思えぬほど、親近感の湧く行動です。
米山さんの過ちは、お金を渡したことでも、知事になってもそうしたことを続けていたことでも、複数の女性と出会っていたことでもないと思います。出会う方法として、「ハッピーメール」を選んでしまったことです。
わかってない! 全然わかってないよ米山さん! 「ハッピーメール」に、まともな女子大生はいないよ!
おすすめはマッチングアプリ「ペアーズ」だよ! いまどきの港区社長界隈は、みんなやってるよ! そこなら”買春”じゃなく”パパ活”ってライトな表現にしてくれたと思うよ! だって上場企業社長とかみんなやってるもん!
本サイト副編が水戸で引っかかった地雷女。きっと米山知事はこんな子にも優しくしていたんだと想像
本サイト副編が西川口で引っかかった地雷女。「どうせ脱ぐから」と男物のパンツでやってきたヘビースモーカー
メールでいきなり金額を提示するような女子大生なんていないし、会ってご飯食べて気が合ったらその先まで進んで、金の提示はせず「タクシー代」として渡せばよかったんだよ! うまくいけば恋愛に発展する可能性も大だよ! あっちから提示してくるような女は地雷だから関わっちゃダメだよ! だからこういうことになるんだよ! 現代の援交事情、全然わかってないよ!
今後米山さんに必要なのは、そうした最新事情を教えてくれる”男友達”だと思います。きっと、いなかったんでしょうね。切ないなあ。(文◎春山有子)