長渕剛、元マネージャーに「暴行告発」される…『ほぼ日刊 吉田豪』連載150

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Photo by 長渕語・録/長渕剛

 

 長渕剛が元マネージャーから「長渕に暴行を受けた」と訴えられたことを先週の『週刊新潮』がスクープしていた件について。先日発売された『長渕語・録』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)に「ヤクザと表現者とうまくつきあう手段はたったひとつ。決して怒らせないことだな。この二者に、いわゆる常識論なんか、端っから通じるわけがない」って発言が載ってたんですけど、それがこの元マネージャーはわかってなかったんだろうなあ……とかボンヤリ思いつつ、実際に記事を見たらえらい扱いが小さいことに、まずビックリ。そして、なぜ記事の扱いがこんなに小さいのかも、すぐに理解できました。これ、訴えた元マネージャーっていうのが、ブラザー・コーンを訴えた元マネージャーでもあったわけですよ。つまり、「ブラザー・コーンが暴力団組織の名前を挙げて脅迫電話をかけてきた」と主張して最初はブラザー・コーンが逮捕されたものの、すぐに釈放されたコーンは、実はその元マネージャーが事務所を解雇されたことを逆恨みしていたと主張。「コーンが薬物をやっているなどという虚偽の事実をあちこちで言いふらし、業務を妨害した」「ある 女性タレントを脅迫した」「タレントのマネジャーとして最低限の能力もなく、他社芸能事務所代表の胸ぐらをつかんで暴言を吐く粗暴な行動をとった」「コーンに圧力をかけるため暴力団関係者に依頼をした事実もある」などと告発し、実際にその元マネージャーが暴力団組織の名前を挙げて芸能事務所社長を脅迫したとして逮捕されたりの、わかりやすく問題ありすぎな、かなり物騒な人物。そんな情報を踏まえた上で、元マネージャーに「俺と勝負しろ!」と宣言したり長渕キックを喰らわしたりしていたと思うと、昔の長渕主演ドラマを見るような感覚で応援したくなってきます!

【前回記事】
内田裕也「もう許せねえ!」と樹木希林に宣戦布告…『ほぼ日刊 吉田豪』連載150

Written by 吉田豪

長渕語・録

ブレない男。

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