三船敏郎をイメージした飲み屋に行ってきました…『ほぼ日刊 吉田豪』連載156

muhoumatu.jpgPhoto by 無法松の一生[DVD]

 

 今回はニュースでもなんでもないネタです! 先日、仕事で『料理屋三船』という三船敏郎をイメージした三船プロダクション監修の飲み屋に行ってきました。時代劇のセットみたいな重厚な作りの店で、場所柄か外人客が多いのも納得だったんですけど、問題は三船敏郎が酒癖の悪さで有名だってことなんですよね。酔っ払うと知り合いの家で拳銃をぶっ放したり、オープンカーの酒酔い運転で黒澤宅の周りを「馬鹿野郎!」と怒鳴って走り回ったり、日本刀片手に黒澤宅に乱入して片っ端から叩き壊して帰ったり、鎧兜装着で「オマンコ!」と叫びながら近所を歩き回ったりで有名な人を、飲み屋のイメージキャラにするのはあまりにも危険すぎるんじゃないか、と。これは吉本興業が横山やすしをイメージキャラにした飲み屋を始めるのと同じようなものだと思いました! そして、ニューイヤーロックフェスを終えて帰宅したとき、偶然テレビで観た三船敏郎主演映画に感動して、その感動を直接伝えるべく三船敏郎宅に押しかけた内田裕也も、「どちら様ですか?」「ロックの内田です」「鍵屋さんなら間に合ってます」というインターフォンのやり取りで撃退した三船宅の人も最高!

【前回記事】
田原俊彦、南野陽子ら80年代アイドルのバッシング事情…『ほぼ日刊 吉田豪』連載155

Written by 吉田豪

無法松の一生[DVD]

豪快すぎる昭和の男。

amazon_associate_logo.jpg