クドカン脚本『ごめんね青春!』でTBSが謝罪へ『ほぼ日刊 吉田豪』連載171

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宮藤官九郎脚本のドラマ『ごめんね青春!』に実在の学校名を出した件でTBSが謝罪――。これ、生徒に勉強を教えてくれと頼まれた中村静香が「それは無理。私、●●だから」と断るシーンが、芸能コースがあることで有名な某学校のことをバカ学校扱いするのか!ってことで問題になったみたいなんですけど、「それは無理。私、●●の芸能コースだから」と正確に言ってたらセーフだったんですかね?

クドカンのドラマは実在の人物なり地名なりをそのまま出すところがポイントで、でも過去に実在のとある対象を歌詞に入れ込んだことでグループ魂のアルバムの発売日が伸びたこともあったりと、その姿勢は余計な地雷を踏みやすいのも、また事実。宮下あきら先生の『私立極道高校』が実在の高校&卒業生の名前を出して連載打ち切り&単行本絶版&作者謹慎になった事件を思い出しました。

まあ、今回は実在の高校名ぐらいで良かったですよ。真樹日佐夫先生が原作を担当した劇画で、主人公が壊滅した暴力団の名前が「ウチと同じじゃねえか!」と組織直々に抗議されたときは多額の迷惑料を出せと言われて、柳川組・柳川次郎組長が間に入らないと話がまとまらないレベルのトラブルに発展したみたいだったからなあ……。

【前回記事】
土屋アンナと抗争中の甲斐智陽氏から突然連絡が…『ほぼ日刊 吉田豪』連載169

Written by 吉田豪

Photo by TBS公式ホームページより

サブカル・スーパースター鬱伝

ごめんね●●!

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