「死にたい」とリスナーをDMで恫喝し『映画秘宝』が炎上 僕も以前DMを貰いました DM癖ってあるのでしょうか
2019年8月12日に「何が、なぜやばいんでしょうか」という岩田編集長からのDMが来ていました。ずいぶん前なのでうろ覚えなのですが、「『全裸監督』を大絶賛し過ぎなので『映画秘宝』はヤバい。クールダウンした方が良いのでは」とツイートしたと思われます、DMから推測すると、ですが(「全裸監督」は個人的に大変楽しめました)。
なので僕が『映画秘宝』の姿勢に苦言を呈したのでしょう、多分。通常、反論があるのなら公開での引用リツイートやそこまで公開性を求めないのであればリプライにすれば、と思ったのですが岩田氏はDMを送る癖があるのだなと感じた次第です。ですから今回のDMも「岩田氏だろうな」と思いました。DM癖があるのでしょうか。この分だと他にも送っていそうな気がします。
ただ、一読者に「(苦言に)傷ついた」「死にたい」とDMするのは、心がダウンしてしまったからだと思っていましたが、岩田氏のツイート(『映画秘宝』公式アカウント)では「過労の中で」「憤り」からメールを送ってしまったとのこと。「おいこら」ではない逆のバージョンでの脅迫と見られても……。というより、憤りがそのまま出ないで「死にたい」という文章になってしまうのが、逆に怖いです。
女性がDMを晒した事で、映画秘宝よりのライターや識者から批判が出ているようですが、それはちょっと違うのではないかと思います。もちろん、世話になった雑誌に恩義を感じての事でしょうが、ただ今回の場合、DMの内容が極めて刺激的かつ、脅迫(逆脅迫みたいな表現があればそれに類します)と捉えられても仕方ないものでした。
双葉社へ発売元が移行後も岩田編集長の『映画秘宝』や別冊は好調だと聞きます。慢心があったのかどうかは分かりません。ただ当該被害女性のDMの公開は例えるなら、木下優樹菜さんに脅かされたタピオカ屋の店主と似ていて、一個人が出来る最大の防御だったとは思います。
因みに、岩田編集長は僕の古巣ミリオン出版出身だったそうで、名刺交換した時は恐らく10年くらい前でしたが最近、某ライターさんから指摘されて知りました。先輩面するつもりは毛頭ありません。が、双葉社の実質的な編集プロとして再活動した『映画秘宝』、この分だと重いペナルティが待っているのではと危惧しています。(文◎久田将義)