脱コロナしたら速攻で行きたい洞窟風呂! 「ポツンと一軒温泉」でノンビリ・快適に過ごしたい|超穴場スポット

車でたどり着けない!?

場所は、熊本県上天草市。熊本空港からも電車だと手前の三角までしか行けず、天草島に入ることさえできないため、車でないとたどり着けないある意味で僻地にあります。ひとつ目の珍なポイントはこの立地。

 

 

周囲を畑と林に囲まれた里山の中にあるのが「大洞窟の宿 湯楽亭」。

宿とありますが、日帰り入浴も可能です(宿泊客の多寡によって日帰り利用の時間が変わるので要注意)。

 

 

浴場に入ってまず印象的なのがお湯の温泉成分が見るからに濃いことがわかるところ。ふたつ目の珍なポイントは、「復活してさらに強くなったサイヤ人のような温泉」であるということ。成分表を見てみると「含二酸化炭素-ナトリウム – 塩化物・炭酸水素塩温泉(高張性中性高温泉)」とあり、海が近いだけに海水と海底の堆積物由来の温泉です。

なかでも炭酸水素の含有量が3340mgとなっており、温泉ソムリエの私でも、この濃度はあまり見かけないレベル。炭酸水素塩泉として有名な黒川温泉でも1300〜2500mgくらいの含有量なので、ここは日本トップクラスと言っていいのではないでしょうか。

 

 

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しばらく人が入っていないと、表面に湯の華がビッシリ浮かぶほどの濃さは、数年前の熊本地震が影響しているといいます。

2016年に熊本を襲った巨大地震により、ここ湯楽亭の温泉は湧出が止まってしまいました。しかし、約2年後の2018年に再び温泉が湧いてきたのです。しかも、かつてより温泉成分が濃くなって。

なので、地震以前にここに行ったことがある方も、再訪すればさらに濃い温泉が体感できるようになっています。

そして、最後にして最大ともいうべき湯楽亭の珍なポイントは外にあります。