ロボットレストランも閉店 歌舞伎町が元に戻る日は来るのか

 

●泥棒市
場所は言えませんが、現在ではOLやテレビ撮影も頻繁に行っている、美味しい中華料理店。その奥でひっそりと行われていました。盗品を店奥に並べている光景をちらりと見た事がありますが、なかなかの光景だったと言えます。

●ホストの朝礼

歌舞伎町の象徴の一つ、風林会館(撮影・編集部)

歌舞伎町の象徴の一つ、風林会館。キャバレーや卓球場が入っているビルですが「A」という喫茶店が入っており、ホストがほぼ全員客で朝礼をしている様子を伺い知る事が出来ました。因みに、ホストだけでなくヤクザの待ち合わせ場所としても有名でした。今は縮小されているものの、未だにその名残はあります。

●中国マフィア

彼らはいわゆるスネークヘッド(蛇頭)とも言われていました。現在の中国残留孤児が創立した怒羅権といった準暴力団とは異なる、「不良外国人」と称される人々。新宿センター街で飲んでいると、腕の傷を見せびらかし「刀で切られた」と言う姿には客は戦慄を覚えたものでした。その後、「青龍刀事件」(歌舞伎町センター街で中国人同士が青龍刀で斬り合った事件)が起き、彼らは日本の警察と入国管理局のタッグ(石原都政)によって駆逐されていきます。

すっかり明るくなった新宿センター街(撮影・編集部)

●スーパーエニィ
歌舞伎町のど真ん中にあり、コンビニよりも品物が豊富である事から、歌舞伎町夜の住民たちが重宝していました。大体のものが揃っていたのではないでしょうか。コンビニの台頭によってか、閉店。

●ヤクザの集団地回り
暴排条例により、こういった行為なくなりました。歌舞伎町にいるヤクザは以前でまでは数10組、2千人とも言われていました。それぞれのヤクザが10人以上の集団で歌舞伎町を「パトロール」する行為、地回りがありました。当時、ある別団体の組織の二次団体組長に聞いたら「毎日、もめ事はおきている。でも上同士で収める事がおおいね」と話していました。

「コロナの温床」と言われた歌舞伎町 その隣にある『韓流タウン』では客足に不思議な現象が起きている! | TABLO 

確かに、東宝が出来、噴水の代わりに広場が出来、一見「抽象的な意味での暗闇」がなくなったような気がする歌舞伎町(ホストクラブの愛本店も移転してまいました)。しかし、表に見えなくなっただけで裏社会の住民はしっかり根付いています。調子に乗って羽目を外さない方が良いと本サイトは忠告しておきます。(文・写真@編集部)