五輪警備中の警察でクラスター発生 ウガイクスリすら準備しなかった兵庫県警

せっかくのメダルラッシュに水を差す行為(撮影・編集部)

東京オリンピック・パラリンピック警備の警官のクラスターが発生しました。全国から集められた「特別派遣部隊」の中で、新たに兵庫県警の20代と30代の男性警察官2人が新型コロナウイルスに感染したと警視庁は25日発表しました。前日までに兵庫県警の警察官4人の感染が判明していますから、兵庫県警の感染者は6人。その6人と接触のあった44人を含む計50人を東京都内の警察施設に隔離したというのです。

また、兵庫県警察ですね。昨年の不祥事後に対策はなされたのでしょうか。

昨年の4月に兵庫県警神戸西警察署では春の人事異動で就任した北山正紀署長の歓迎会に参加していた警官三人がコロナに発症し、120人が自宅待機という不祥事がありました。

その際に電凸取材をしたら、神戸西署には、ウガイクスリがないから、水ウガイをしていると電話口の警官が笑いながら吐露しました。別の方に電話を代わっていただくと、警察署の別の官舎にはウガイ器があるとのことでした。感染者が7人も出たにもかかわらず、警察署内のウガイ薬の情報も共有されていない状況はありえないでしょう。

クラスター化した神戸西署へ再電凸取材 感染した北山署長はかつて拳銃をトイレに忘れた不祥事に「警察官としてあるまじき行為」と発言 | TABLO