ビートたけしさん襲撃事件で着目したいのは凶器のツルハシ アウトロー独特の本気の襲撃だった
10年くらい前、ニコニコ生放送では現在、アウトローYouTuberの先駆けとなっていたアウトロー生主(配信者のこと)が散見されました。僕もニコ生で公式番組を配信をしたり自分のチャンネルを持っていたので、参考のため観察している事もありました。
こんな「事件」が起こりました。
あるアウトロー配信者Xが画面でAというアウトロー生主を挑発しました。すると、激怒したAは、Xの自宅に押し掛けたのです。Xは常々、自宅住所を特定厨(場所を特定するスキルの長けた人間)に割られており、本人も開き直っていました。
Xはまさか来るとは思っていなかったのでしょう。暗唱番号付きの玄関をAは叩き割りました。持っていたのはツルハシです。そして玄関のドアを何回も何回もツルハシで叩きます。そのうち警察が来て、騒ぎは収まったのですが「ツルハシ」が妙に引っかかりました。
以前、TABLOのYouTubeでも上げた「極悪」という暴走族に取材した時の事です。1300人のCRS連合という暴走族の集団に約80名の極悪(築地・月島・板橋)が突っ込んでいったのですが、その時も当時参加していた極悪のメンバーからツルハシを持っていったと言う話を聞きました。
ツルハシはアウトローが喧嘩に持って行きやすい道具のようです。そして、それは本気の場合です。
「ツルハシは使うのがコツがいるけど、工事現場に行けば転がっているから」と極悪のメンバーが言っていた記憶があります。
つまり、アウトロー生主も、極悪もツルハシで相手にかちこんでいった際は、本気だったと思う訳です(全員が全員ではないです)。そう思うと、ビートたけしさんの襲撃はアウトローの立場からすれば、実は報道以上に非常に危うかったのではなかったのか、と思う次第です。
アイドルを襲った人間はに日曜大工店で入手しやすいカッターやのこぎりなどを用意しますが、アウトローたちの「襲撃」に対する考えは異なっています。が、残念なに事に今後も著名人への襲撃はなくならないでしょう。
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その為にも警察司法においては、厳罰化を望むものです。判例となるように。(文@久田将義)