ミリオタ・航空機マニア歓喜! 「バイデンよりもエアフォースワンでしょ」 横田基地祭に合わせたバイデン大統領来日

ついにバイデン大統領を乗せたエアフォースワンが姿を見せた。

アメリカのバイデン大統領が就任後、初めて来日した。5月22日(日)の午後5時すぎ、大統領専用機エアフォース・ワン(VC-25A、28000)が横田基地の滑走路に着陸したのだ。普段の来日であれば、滑走路の遠くからミリタリーマニア、航空機マニアが望遠レンズを使って、遠くから撮影する程度。見ている人の数は限られている。

しかし今回は全く違っていて、まるでスタジアムクラスのロックコンサートを見ているような熱狂ぶりがあった。何万もの群集が滑走路のすぐそばにまで接近し、そのほとんどがスマホをかざして撮影を試みていたのだ。

そもそもなぜ群衆がいたのか。彼らが着陸を間近で見れたのか――というのもその日、普段は中に入れない横田基地が開放される、年に一回の祭の日だったからだ。その場に居合わせた僕も、そうした群集のひとりだった。

22日の昼、東京郊外の横田基地に出かけると、そこはにぎにぎしく、楽しい雰囲気に包まれていた。オスプレイや無人偵察機、輸送機やF35などといった様々な軍用機を近くで見たり、または機内に入って見学したり。パラシュート降下やオスプレイの飛行といった実演を眺めたり。屋台のサーロインステーキや巨大ピザを食べたり、バンド演奏を楽しんだり。来場者はおのおの、様々なイベントや食事を楽しんでいた。
本当に来るのかどうか、半信半疑だった。今回、友好祭が開かれているのだ。何万もの人が訪れている中で、エアフォースワンを着陸させるのは、通常よりもずっと危険にさらすということではないか。安全面を考えると、横田はありえない。そういう思いが払拭できなかったのだ。

ところが、午後4時を過ぎるとだんだん様子が変わってきた。