競技ダンスの天才がパワハラ受難 「アノ大会には出ないでちょうだい」
JBDFのアマチュア規定違反で、今年3月開催の「スーパージャパンカップダンス」に藤井創太さんを出場させなかったというのです。
「規定の当てはめは幹部の裁量なので、表向きの理由でしょう。2月に開催されたアジアオープンダンス選手権大会に藤井さんが出場し、アマチュア部門で優勝したことがJBDFの幹部の逆鱗に触れたというのが本当の原因との説もあります。
『JDCの大会だけには出ないでちょうだい』と以前から稲川さんが藤井クンに言っていたようですから。しかも、その大会の主催は、公益社団法人日本ダンス議会(JDC)でした。JBDFを離れた最大スポンサーが、JDCを支援していることもJBDFは幹部は面白く思っていないですから。」(ダンス業界Y氏)
最大スポンサーが離れたり、他の団体と対立したりするのには、何か問題があるのでしょうか。
「著作権法違反の疑惑も浮上しています。コロナ禍でダンス大会のインターネット配信も増えてきましたが、JBDFの著作権の処理に疑義があるのです。海外の楽曲の著作権の許諾をきちんと取らずに、ダンスの大会の映像を有料配信。ダンスの映像と楽曲を組み合わせて配信することは、著作リンク権の侵害に該当するので、他のダンス団体ではできないのに。
楽曲の速度を変更したり、他の楽曲と組み合わせたりするセグエ(3種目以上のダンスを組み合わせる創造ダンス)は、著作人格権の侵害に該当するのに、JBDFは不思議です。内閣府の監査も入ったと聞いていますが、評議員に松浪健四郎、顧問に高市早苗等の政治家がいるので救われているのかもしれません。」(ダンス業界Z氏)。パワハラ疑惑報道以上に闇が深そうです。藤井創太さんのような優秀な若手に不当なストレスがかからないように環境が整うことを願ってやみません。(文@神田川涼香)