異色のサイレント映画「EROSION」公開 椿かおりが主演「分断がテーマです」

 

「一風変わった映画の様ですが、まわりの人達と上手くコミュニケーションが取れない主人公という部分に共感を覚えました」(椿かおりさん)

山田孝之さんのお姉さんで、女優の椿かおりさんが17日、都内で主演映画「EROSION」(監督TOOWA2)の初日舞台あいさつを行ないました。モノクロでは無く必要最小限に色彩を抑えた異色のサイレント映画「EROSION」。
本作は言語は持たずに、楽器をもつ精霊を使いその音色で感情を伝え合う村人達というファンタジーな物語。精霊役にはヴァイオリニストやピアニストなどのミュージシャンが起用され、主人公を演じる椿はタップダンスの精霊を使いコミュニケーションを計ります。
「一風変わった映画の様ですが、まわりの人達と上手くコミュニケーションが取れない主人公という部分に共感を覚えました。私も口下手な方なので…」(椿かおりさん)
「感情をセリフ無しで伝える表現に悩んだ」(山田洋次監督作品などでも知られ、今作では主人公に寄り添うミカ役を演じた荒川ちかさん)