1万人突破!「劇場版センキョナンデス」行脚 全国のミニシアターさんを訪ねて感じたこと │プチ鹿島

5月11日19時より「ロフト9」で右よりプチ鹿島、久田将義、青木理のメンバーで「タブーなき空間」配信・イベント開催。

この2か月間は貴重な経験をしています。まず「映画監督」としてデビューしました。タイトルは『劇場版センキョナンデス』。選挙を題材にしたドキュメンタリー映画です。私とラッパーのダースレイダーの2人が監督・主演を務めています。私たちが選挙現場にいって候補者に質問をどんどんしたら面白い映像がたくさん集まったので映画になったのです。
映画化が決定した際には政治資金パーティならぬ「映画資金パーティ」を開催しました(昨年11月)。政治家の資金パーティに対してパロディのこっちがとことんおカネの流れを透明化したら面白い。

映画化に向けてはクラウドファンディングという手もあったのですが、私は芸人でありダースさんはラッパーだから「チケットの売り上げ」で勝負したほうがいいと考えた。そのほうが単純でいい。お陰様でたくさんの資金が集まり今年2月の公開に向けてスタートが切れた。プロデューサーにはドキュメンタリー監督の大島新さんと前田亜紀さんに就任していただきました。お2人が所属する制作会社ネツゲンが加わったことによって一気に映画が動き出した。

先述した「映画資金パーティ」ではプロデューサーの2人から客前で予算が細かく公開されたのですが、たとえばチラシ制作の価格から知らない事ばかりで驚いた。ドキュメンタリー映画って作品性の満足だけでなくヒットにつなげるにはかなり厳しい世界なのです。