高校野球監督が出版社から提訴 裁判官が被告に「何が不服なんです?」とイラついた理由とは

原告は、C社長ではない別の代表者D氏が 出廷し、 「Cに被告がメールなさった時は、会食後の 時間帯のようですが、お酒に酔っていらして メールしてしまったのですか?」と 被告A監督に質問していました。 被告A監督は、「酒飲みません。それより何でCが来ないんだよ。あんたが何でいるんだよ。聞いていないよ」とD氏に食ってかかっていました。 D氏は、「裁判所に登記事項証明書を提出しています。私にも代表権がある旨は、登記されています」と答えていました。 不服を申し立てる被告A監督に対して裁判所書記官が、B社の登記事項証明書D氏の就任年月日を読み上げて宥めていました。 原告、被告で事実の認識が大きく違っていて、 被告は和解する気もないことを裁判官は確認し、簡易裁判所で対応できる範囲を超えていると裁判官は判断し、地方裁判所への移送を提案しました。

原告は、移送を快諾したものの、被告は 「わかりました」と一度答えたにもかかわらず、「すいません。少し考えさせてください」と撤回。 裁判官は、少しイラッとした様子で、 「Aさん、何が問題ですか?裁判所が 簡易裁判所から地方裁判所に替わるだけです」等と説明し、被告を宥めていました。 傍聴して、被告A監督の幼稚性がとても 気になりました。メディアで聖人君子の ように扱われている教員、監督の裏顔を 裁判を通じて知った筆者は、生徒、保護者の方々のことを危惧しました。 地裁移送後にどのような展開になるのか追跡して、またレポートさせて頂きたいと 思います。(文@神田川涼香)