伝説のジャパニーズロッカー達で結成 「UNCHAINED」が東京公演 

ANIMETAL 、哀旋士、JAM Projectなどで活躍した実力派ボーカリスト、坂本英三(EIZO)と元44マグナム、GRAND SLAMのベーシスト、吉川〝BAN〟裕規が結成した四人組ロックバンド、UNCHAINEDが初の東京公演を開催した。

「会いたかったぜ。分かり切ってると思うけど、UNCHAINEDようやく動き出すことができまして皆さんの記憶に残るライブをしていきます。色んなタイプの曲受け止めてください」(EIZO)。

MC通り、今までの経歴、概念に束縛されていない多岐に渡る楽曲を披露。 野口五郎を彷彿とさせる歌謡から、キャッチーなロックンロールまで変幻自在に歌うEIZO。ギターのKENTAROは、スラッシュメタルバンドGargoyle、故HEATH(X JAPAN)のRATS、X-RAY、LOUDNESSの山下昌良とのHARUKA、『聖闘士星矢』 の山田信夫 率いるDAIDA LAIDA、浜崎あゆみサポート等で活動。激しいリフや速弾きのギターソロのメタルギタリストのイメージが強いKENTAROが新ジャンルを拓いた。

ジャパニーズ・メタル界で、キャッチーなハイトーンコーラスに最も秀でたベーシストBAN の本領発揮の名曲も注目された。  ドラムのA-Joeは、故TAIJI(X JAPAN)のCloud Nine、Diablo Grandeを経ており、パワフルなハードロックだけではなく、スカのリズムを刻む姿も新鮮だった  新バンドとは思えないグルーブに観客は 魅了された。 「新しく何かを始めるのは勇気がいる。息が長いバンドにしていきたい」 と熱く語りながらも、「私が道を踏み外さなければ」と笑いをとるEIZO。

リハーサル、本番前の楽屋も穏やかで静かなメンバー が揃っているようで、 「受験勉強したい人はオレたちの楽屋に来た方がいいよ。」とEIZOが冗談混じりにメンバー間の距離感の心地良さ、バンドの居心地の良さをアピール。 「皆さん怪我のないように」と観客に 安全を注意喚起する等、ベテランの余裕と気遣いを見せた。 「生まれて初めてだよ。最前列全部こっち向いている。」