報道陣の数が激減 「ジャニーズ性加害当事者の会」記者会見 「松本人志さん騒動」の陰で忘れ去られようとしているのか

「昨年7月に提出した日弁連の人権救済に関して、今月から来月に申請者のヒアリングがあり、進捗に関してはその都度お知らせできる 範囲でお伝えします。 国連人権理事会については、6月に一連の報告書が公表される予定。当事者の会の平本代表がこれまでの経緯や実態などを報告書にまとめて国連人権理事会に提出と、世界各国の人権担当官や首脳に手紙を送る準備も進めている。 また、誹謗中傷問題に関しては、 『NPO法人 Think Kids(シンクキッズ)こどもの虐待・性犯罪をなくす会』代表の後藤啓二弁護士と平本淳也氏の連名で総務省の誹謗中傷パブリックコメントへの意見提出を行う。 この件についてZoomにて会見を行うという。

昨年の当事者の会の記者会見に比べて、 筆者が見たところ、テレビカメラの台数、参加報道陣の数は激減し年が明けて、禊が済んだかのような流れになって、報道も風化が始まっているようだ。新聞系の雑誌の表紙にスマイルアップ所属のタレントが今月末から復活するとの情報もあり「紅白歌合戦に旧ジャニーズタレントが出なかったから分かったでしょう?」と話す業界関係者もいた。旧ジャニーズタレントは売上直結、背に腹は変えられない。

一方で、旧ジャニーズタレントのファンの中学生の娘を持つ保護者は、「『ジャショ(ジャニーズショップ)行ってくる』って娘達には、 ジャニーズという言葉が染み付いています。 ジャニーズ性加害問題に関しても、どんなに 報道見せて説明しても、『売れなかった人が 騒いで売名しているってクラスも皆も言っているよ。』と性加害問題はなかったかのように 盲信しているのが怖いです。」と話している。 事件が風化しないように、 被害を二度と繰り返さないために 考えれることはたくさんある。 (文・写真@霜月潤一朗)