前法務副大臣の柿沢未途被告を起訴 裏金で揺れる自民党のほころびの

「下町の太陽」をキャッチフレーズにしており、亡父、弘治さんから継いだ、後援会には勢いがあった。
「戦国大名のように幟旗の勢いある後援会が、地区ごとに競い合って、パーティーでは集結していました。」
しかし、秘書の定着率は悪かったようだ。
秘書に欠員が出たので、選挙区内の事務所の秘書を急募しているとの発表がなされたパーティーで、柿沢被告にアプローチした志願者にに対して、柿沢被告は、
「単刀直入に申し上げる。貴方に、私の秘書が務まるとは、全く思えない。私のために泥水を飲むように地元をまわって土下座ができるか?できないだろう。政治に関心あるなら他所へ行きたまえ」と断ったという。

また、柿沢被告が独身時のパーティーで後援会幹部が「柿沢議員にお嫁さん候補を紹介してください。」とアピールしたのを真にうけたパーティー参加者が紹介を申し出ると、「紹介には及ばない」と
柿沢被告は塩対応だったという話もある。

今回の逮捕に当たり、柿沢容疑者の知人はこう明かす。
「都議会議員だった夫人が落選して、柿沢事務所に入ってから、番頭みたいなベテラン秘書勢が辞めて経験の浅い秘書ばかりになりました。今件は、秘書任せの偉い先生方なら、『秘書がやりました。私は知りません。』とできるところ、被告自身が直接関与してしまったことが大問題。捜査されたのに逮捕もされなかった偉い先生達との違いは、そこかもしれないです」
今後について、別の関係者は、「複数の政党を渡り歩いて、自民党に入ったのに
この様ですから、自由党党首も務めた亡父弘治さんのように、党首になった方が良いと思います。自分より低学歴で能力ない先輩の下に仕えるのは、性に合わないのでしょう」

奇しくも、柿沢被告の母校麻布、支持率低迷の岸田文雄総理大臣の開成、昨年文春で報じられた木原誠二前官房副長官の武蔵の三校は、東京の私立中学の御三家。

納税者は、悪い政治家を養うために税金を納めているのではないことを記述式の入試問題で出題した方が良いかもしれない。(文@星野純蓮)