『スポットライトを当ててくれ!』公開 200本以上の映画に出演した森本のぶがついに主役

 

『スポットライトを当ててくれ!』が、2月24日から東京・ユーロスペースで公開。

愛知県蒲郡市、幸田町を舞台とした劇場用長編映画『スポットライトを当ててくれ!』が、2月24日から東京・ユーロスペースで公開され ている。本作は、真っすぐに生きること、ぶつかりあうこと、人生で不可避である傷つくことを向き合い、それを乗り越えて成長していく姿を描いた人間賛歌の物語。

主演の森本のぶは、 「200本以上の映画ドラマに出演してきました。ほとんどが端役です。通行人だってやりました。僕の俳優人生のほとんどにスポットライトが当たっておりません。でも、俳優人生で一度だけ使えるコメントがあるとしたら、ここで使います。『この役を演じる為に今までの人生がありました』今までの全ての経験がこの役を演じるにあたって活かせたと思います。良い事も嫌な事も僕と出逢ってくれた全ての方に感謝します。この映画には何かを頑張っている全ての方に通じるものがあるんじゃないかと思っております」と話す。

森本が演じる映画プロデュ―サーの渡辺光一(45)は、映画の内容で揉めて、業界大手事務所の会長を激昂させて干されてしまう。八方塞がりの渡辺の前に三千万もの現金を持った鈴木愛(メイ)(18)が現れる。彼女の依頼は「亡くなった兄のために映画を作ってほしい」ということだった。素人の依頼で面倒だと思いながらも、渡辺は現金に目が眩む。監督の清水のぼる(37)と舞台女優の小池京子(35)を巻き込み、四人で海辺の街にロケハンに向かうというストーリーだ。端役がついに、主役へ。森本の演技に注目だ。(文・写真@霜月潤一郎)