Rain Treeが結成1周年で魅せた進化 16人の世界観でファンを魅了した団結力

もう一周年。まだ一周年。そんな思いをメンバー各自は思っているのではないでしょうか。
秋元康総合プロデュースアイドル、Rain Treeが結成してから一年が経ち、2026年2月1日、日本橋三井ホールで「1st Anniversary Concert」が一部昼、二部夜と開催されました。
1年前は何者でもなかった、あるいは「アイドル(仮)」だった16人がアイドルとしてデビューしてから、固い結束の中、昼夜公演1500人の前でパフォーマンスを披露。
デビュー前から取材している者の観点で見ても明らかに進化したRain Treeのステージでした。独自の世界観を作り出していると言ってよいかも知れませんし、あるいはこれが「沼」というものかも知れません。

まずはデビュー曲「ILU」を16人で披露。やはりアイドルはステージで輝くもの。そういった想いをスタートの「ILU」で感じました。今回のコンサートの雰囲気としては、一度は選考会に落ちてからの復活。そしてアイドルとしてデビューし、1年間活動出来て、ファンの歓声の中、歌うことが出来る喜び。それも16人で(当初は17人)。その「楽しさ」が伝わってくるステージでした。
また、ステージから客席に降りてのパフォーマンスで間近に彼女たちの表情を見られたファンの中には、顔を覆って喜ぶ人がいたりと、一体感のあるコンサートだったと思いました。
個人的により一番、一体感が出て盛り上がったのは『好きだよとどっちが先に言うのか?』という気がしました。この歌はRain Treeの代表的ソングになるのではないでしょうか。
オリジナルソングの他、カバー曲の披露も見逃せません。
『手遅れcaution』(=LOVE)を片瀬真花・佐藤莉華・橋本真希・吉川海未。
『大声ダイヤモンド』(AKB48)を市原紬希・永瀬真梨・仲俣美希・百瀬紗菜。
『バレンタイン・キッス』(渡り廊下走り隊7)を朝宮日向・葉山莉瑚・水野乃愛。
『涙の表面張力』(AKB48)を遠藤莉乃・加藤柊・鈴野みお・新野楓果。
『光合成希望』(西野七瀬)を綾瀬ことり。
『ドレミソラシド』(日向坂46)をメンバー全員で歌い上げました。
この中でも西野七瀬を憧れのアイドルとして公言している綾瀬ことりと、日向坂46ファンを公言している永瀬真梨がセンターを務めた『ドレミソラシド』が特に印象に残りました。またメンバーの中でダンスに定評のある、遠藤莉乃・加藤柊・鈴野みお・新野楓果の『涙の表面張力』のパフォーマンスもハマっていました。
また、まだデビュー前だった「FINALIST」時代の歌、『命しか捧げるものがない』ではメンバーが当時の複雑な思いを吐露。様々な想いを抱いて歌ったことでしょう。
オリジナル曲で言うと『好きだよとどっちが先に言うのか?』の他には『恋愛変格活用』のリリックとメロディは、ファンのテンションを上げるのに十分な要素を持っていると言えるでしょう。
また、曲の合間の葉山莉瑚の「コント」も忘れてはいけません。以前、メンバーにインタビューした際、市原紬希が葉山莉瑚のことを「面白い。おススメのメンバーです」と答えていましたが独特の世界感で客席を湧かしていました。
そして、サプライズ発表で、7月29日にZepp DiverCity(TOKYO)での2ndワンマンコンサートの開催が決定。涙するメンバーたち。2年目でこの箱でワンマンで出来ることは進化の証と言えるでしょう。

また、コンサートではなくてはならないキャプテン新野楓果が、アンコールあとの最後のMCで見せた涙はデビュー前、デビュー後、そして現在までの心境の変化を吐露し、改めてのこのグループが苦難ともに味わってきた「仲間なんだ」という事がこちら側に伝わってきました。進化を見せてくれたRain Treeの新たな世界に期待です。(文@久田将義/写真ⒸOVERSE/KING RECORDS)















