水原希子のサントリーCM「ザ・プレミアム・モルツ」にあふれるヘイトツイートの醜悪さ
水原希子がなぜかネトウヨ、いや差別主義者から叩かれている。遠因は恐らく水原希子の両親がアメリカ人の父、韓国人の母という生い立ちからだと思われるが、もしそれが原因だとしたら我々、日本人のメンタリティが問われるくらい、酷い状況だ。
「ザ・プレミアム・モルツ」の公式アカウント(https://twitter.com/PremiumMalts_jp)の返信欄には言うに憚れる、醜悪なコメントがあふれかえっている。本サイトでは、差別を助長するのではという懸念から、あえてそれらのコメントは掲載しない。ただ、差別コメントに対しての反対リプライも多くみられる事は救いと言えよう。
水原希子の生い立ちだけでバッシングするのならば、これはヘイトというより人類の最も大きな過ちの一つ、差別である。先達は歴史に学んで人類の発展に貢献してきた。その先達の魂を汚してはならない。人類は大きな過ちをたくさん犯してきた。その度に自省してきた。
奴隷制度から始まり、近代では広島・長崎の原爆投下、アウシュビッツなどの民族浄化。これらの非人道的行いを糺してきた。差別の名のもとでどのくらいの悲劇が起きてきたのか。忘れてはいけないと言った戦後から約70年。たったそれだけの年月で差別主義が復活するほど、人類は、いや日本人は愚かではあるまい。水原希子がいわれのない差別を受けているのは、2017年現在である。
因みに先日、ツイッター社前ではヘイトツイートに対してデモが行われた。ツイートをプリントアウトして、足で踏んづけるというものだった。これに対しては違和感を抱く人も少なくなかったようだ。また、ツイート内容がどのようにセレクトされたのかも疑問が残る。差別をなくそうという意図であるのは分かるが、手法が過激になればなるほど泥沼化する懸念も一方である事を指摘しておきたい。 ヘイトツイートはなぜなくならないのか。文中敬称略。(編集部)
≪参考資料≫水原希子×蜷川実花 girl 単行本(ソフトカバー) – 2012/4/20