励ましたい気持ちは分かるが表現方法を知らない者ばかり 池江選手の病名告白の裏で大騒動

「池江さん、絶対に治る! 絶対に治ります!」と力強いエールを送ると、医師からは「根拠のない励ましは患者の負担となることもあります」と苦言が出され、父親を白血病で亡くしている中川翔子氏が「一人でも多くのドナー登録を願っています」と骨髄バンクへのドナー登録を呼びかけると、ドナー移植経験者より「気軽に骨髄バンクドナー登録はして欲しくないです」「予定が合わずや何らかの理由で断られるケースは患者にとって酷なのです!」「ドナー登録よりも『400mlの献血』を是非よろしくお願いします!」と苦言出されることに。

さらに池江氏の白血病告白をニュース番組で報じる際に笑っていたとされる女性キャスターにも批判が集中するなど、ニュースに触れるもの総叩きという不可解な様相となりつつある。

根底には「心配」と「エール」があり、なにより「悪気はない」という点にもう少し配慮できる余裕があっても良いのではないだろうか。

池江選手の祖母が語った「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして。私より先に逝っちゃうなんて、いやだから、とにかく長生きしてほしいです」との言葉にもある通り、まずは選手復帰よりも治療に専念し、再び元気な姿となってくれることを願いたい。(文◎編集部)