元ももクロ・有安杏果熱愛報道に見る「４０代男性と付き合う２０代女子」への偏見に制裁を ｜春山有子
単行本『ココロノセンリツ♪』より
2月6日、ももいろクローバーZの元メンバー・有安杏果が、個人事務所の立ち上げと、医師男性との結婚を前提とした交際を発表しました。話題となっているのが、男性が23歳年上の48歳であることや、個人事務所の代表を務めていること、また男性は有安を”精神科医としてサポートしていた”こと。
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世間では祝福の声がある一方で、
＜陽性転移を利用したってこと？ それで患者を恋人にするんだなんて、精神科医として絶対にやっちゃいけない行為＞
＜洗脳されてるよねって思った＞
＜相手の歳が歳だけに不倫略奪の心配も＞
＜自分の知ってる有安杏果さんではないのは感じている＞
＜精神科医で患者に手を出して挙げ句に新事務所代表。XのToshIやオセロ中島と同じじゃねえか＞
＜芸能界のことよく知らない彼氏を個人事務所代表って公私混同甚だしい。そりゃファンが心配するわ＞
と、懐疑的な声も少なからずあるのです。
“精神科医”などのキーワードがファンの心配を増長させるのかもしれませんが、なにも”精神科医”は「人の心をコントロールする支配者」として恐れおののくような職業ではありません。
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それに、年の差を心配している方々もいますが、芸能史を振り返れば、これまでも20代女性と40代男性の交際や結婚はこんなにありました。
2012年に27歳の上戸彩と結婚したのは、当時42歳のHIRO。同年、蒼井優と破局したあとに小野ゆり子（当時22歳）と結婚した大森南朋は、当時40歳。2014年に世の女性たちを奈落に突き落とした西島秀俊（当時43歳）の結婚も、お相手の一般女性は20代。同じく世の男性たちを奈落に突き落とした佐々木希（当時29歳）の結婚相手は、アンジャッシュの渡部建（当時44歳）。2009年に46歳で結婚した松本人志も、お相手の伊原凛は交際発覚時ギリギリ20代でしたし、17年に陣内智則（当時43歳）と結婚した松村未央も、交際発覚時は20代後半でした。
もっと上をゆく、98年に当時16歳だった三船美佳と結婚した当時40歳の高橋ジョージと、2012年に現役女子大生（当時24歳）と結婚したラサール石井（当時54歳）は忘れてはならない存在です。そして年の差婚の横綱といえば、加藤茶と綾菜さんカップル。68歳と23歳という驚異の45歳差結婚は、「カトちゃんの金目当て」「悪い友達が寄ってきてカトちゃんの身ぐるみ剥がそうとしてる」「脂っこいものばかり食べさせようとしている」など話題を振りまきましたが、意外とパッションはお似合いなようで世間の声とは裏腹に安定した結婚生活を送っているといいます。
さらに近年は、一部男性誌や女性ファッション誌でも「20代女性と40代男性」の交際を勧める記事がちらほら。男性誌については、「20代女性は子供っぽい同世代より、40代男性の落ち着きを求めている！」など夢のある内容。
一方で女性ファッション誌はというと、40代男性の性生活についてのアンケートに、
＜したいときにできない＞＜酔うと勃起しなくなる＞＜いいところで萎える＞＜おなかぽよぽよが最初はかわいかったけど、だんだんいやに＞＜お父さんみたいなニオイがした＞＜加齢臭に耐えきれなかった＞
と、現実的なご意見を提示。前述のみなさんはきっとそれらを乗り越え結婚したでしょう。つまり、それらを乗り越えられるほどの”愛”が、そこにはあったのだと考えられます。
有安さんの交際を懐疑的に見ている方々に伝えたい。＜したいときにできない＞＜酔うと勃起しなくなる＞＜いいところで萎える＞＜おなかぽよぽよが最初はかわいかったけど、だんだんいやに＞＜お父さんみたいなニオイがした＞＜加齢臭に耐えきれなかった＞……”愛”がなきゃ、いったいどうやってこれらを乗り越えられるというのですか。乗り越えたであろう有安さんと彼の間には、紛れもなく”愛”があるはずなのです。（文◎春山有子）