なぜ助けを呼ばなかったのか...
鉄柵の間に頭が挟まったまま10時間も放置プレーされた女性。どうしてこうなったのか経緯を説明されてもよく分からない出来事がありました。
タイ東北地方ナコンラチャシマー県の病院レスキュー隊に11月27日午前5時前、家の門の鉄柵に頭が挟まって抜けなくなっている人がいると救助要請の電話がありました。
レスキュー隊が現場に向かったところ、48歳の女性が民家の鉄門の柵に頭が挟まったまま動けなくなっているのを発見。女性はちょうど鼻が鉄柵の棒で圧迫された状態で長時間いたために呼吸が浅くなっていました。
そこで急いで工具を用いて鉄柵を切断し、5分で救出。女性は鉄柵で圧迫された顔面に傷があり、依然呼吸が浅く立ち上がることができなかったため、応急処置を施した後、病院へ搬送しました。
電ノコで瞬時に救出される
女性は問いかけにあまり答えられず、得られた事情は19時頃に帰宅したところ、躓いて倒れたはずみで柵の間に頭が挟まったという話だけでした。
午前4時頃に女性を発見した家族の男性の話によると、最初見た時は犬か何かが挟まっているように見えて人だとは思わなかったそうで、その時にはもう弱った状態で意識を失いかけていたとのこと。
女性が頭を挟んでしまった鉄門ですが、ふだん夕方には閉めて鍵をかけておいているものの、この女性は小柄で頭も小さいためいつも柵の間をすり抜けて帰ってきていました。しかしきっと酒を飲みすぎて泥酔していたために転んでこうなったのだろうと家族の男性は笑顔で語っています。
転倒して頭が挟まったのが19時頃。救出されたのが翌日午前5時。実に10時間近くも女性は鉄柵に挟まっていたことになります。大声で助けを呼べないほどに泥酔していたとしても、鉄柵を叩くなどして知らせることはできただろうにと首をかしげたくなります。
ちょうど年末の忘年会シーズンで飲酒の機会が多いことと思います。あまり泥酔しすぎて鉄柵に頭を挟んだりしないようにお気を付けください...。(文◎赤熊賢)
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