摘発されうなだれる女性たちの映像を動画で報じるニュースサイト
タイ入国管理警察は10月29日、バンコク市内スクンビット地区のソイ3(ソイ・ナナ)でウズベキスタン人女性の売春が行われている現場を摘発したと発表しました。
入国管理警察の捜査でスクンビット・ソイ3のとあるホテルでウズベキスタン人女性の売春が密かに行われていることが判明したのが発端です。
スクンビット・ソイ3は、中近東やアフリカからの人が集まる地区となっており、昔からこの通り沿いにある某ホテルでは中近東系女性が売春を行っていることで有名です。ただし今回のホテルがそこかどうかは不明です。
入国管理警察はそのため潜入捜査員を送り込み、ホテルのロビーでまず世話人2人を逮捕しました。1人はタイ人男性で客と交渉の末に代金を徴収する役目で、もう1人のエチオピア国籍の女性は部屋の手配を担っていました。
その後ホテル2階を捜査したところ、各部屋に散らばっている多数のウズベキスタン人女性を発見。さらに通路に固まっていたグループも含め11人のウズベキスタン人女性の身柄を確保しました。
あわせて売上金23,470バーツ(約8万円)とコンドーム7個、収支の帳簿を押収しています。
世話人役のタイ人男性は取り調べに対し、客が来ると2階に連れて行き女性を選ばせた後に代金3,800バーツ(約1万3千円)を徴収していたと答えています。客はそれから2階のウズベキスタン人女性の宿泊部屋でサービス提供を受ける流れとなっていました。
ウズベキスタン人女性らは観光ビザでタイに入国して売春を行っており、社会開発省担当官も交えて11人の個別面接を行った結果、人身売買には該当しないと判断したことから、11人全員を売春施設加担の容疑で立件しました。
2人の世話人については、売春手配業加担および売春業世話人または管理人となった容疑で立件しています。
タイはクーデターで軍政となって以来、売春業の摘発が地道に続いています。タイは経済的に豊かになったため、売春業でのタイ人女性の働き手が減り、昨今では近隣諸国を中心とした外国や山岳民族出身の女性を雇用しないと人数が確保できない状況のようです。タイ人のインフォーマル経済としては、既に売春業は経営側も被雇用者側も割に合わない衰退産業なのかもしれません。(取材・文◎赤熊賢)
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