「最近の子どもは大きいなあ」と感じていたのは本当だった! 明治と平成の子の平均身長が驚くべき結果に

2018年05月05日 こどもの日 平均身長 平成時代 明治時代 鯉のぼり

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 ある知人女性が小学校6年生のお子さんと一緒に撮影したという写真を見せてくれたのですが、あまりに身長差がありすぎて「ダンナさんじゃないの?」と声を上げていました。なんでも、お子さんの身長は165㎝もあるそうで、150㎝台の小柄な彼女と並んでいる画はかなりのインパクトです。もちろん、41歳の筆者が子どもだった頃にも背の高い子はいましたが、それでも今は昔よりも大きな子が多くなっているような印象があります。

 そこで、今回は子どもの身長、体重についてのデータを探してみました。


表1-a

DATA_17_hyou1-a.jpg表1-b
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表2-a
DATA_17_hyou2-a.jpg表2-bDATA_17_hyou2-b.jpg※表は文部科学省「学校保健統計調査」の平成29年度年次統計をもとに、筆者が作表したものです。



 紹介した表はすべて、文部科学省の「学校保健統計調査」を参考にしています。表1-aは「男子の平均身長推移」、表1-bは「男子の平均体重推移」、表2-aは「女子の平均身長推移」、表2-bは「女子の平均体重推移」となり、それぞれ1901年(明治33年度)と2017年(平成29年)の差も算出してみました。

 男女ともに、身長も体重も明治時代に比べると驚くほど増加していることが分かります。というか、明治と平成の子どもたちって、もう別物なんじゃないかと。だって、13歳男子の身長が1901年は140㎝なのに対して、2017年は160㎝で20㎝も違っています。女子も11歳、12歳は18㎝以上も大きくなっていますから、明治と平成の子どもを並べてみたら間違いなく同年代とは思えません。

 ちなみに、現代の高校生の平均身長は男子で170㎝前後、女子で160㎝弱もあるんですね。そりゃ最近の子どもは大きくなっていると感じるはずですね。

 おそらく、昔に比べて栄養状況が大きく改善された結果の産物であり、子どもにとって「食べる」ということは本当に大切なことなんだと感じました。(取材・文◎百園雷太)

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