様々なシーンが動画に収められSNSなどを使い拡散されるという問題告発の流れが続いているが、この潮流にもいよいよ変化の兆しが訪れたのかもしれない。
今回話題となっているのはコンビニ店内のスタッフが店外から撮影されたもの。この動画は以下のような文面と共に拡散されている。
『家の近くのローソン行って帰ろうとしてたら店員が募金箱あさっててその募金箱わ子供のためのやつでみんなが集めたやつやのに募金箱に入ってるお金おレジの中にいれてました! できれば拡散してください』(原文ママ)
動画内には確かに募金箱のお金をレジに入れる店員の姿があるのだが、数字をしっかり入力しながらの作業であるため、以下のようなツッコミが元コンビニ店員たちから続々と寄せられることに。
「レジには会計モードとは別に、業務モードがある。権限を与えられた従業員だけが、募金箱の中身やコピー機の売り上げをレジに登録し、店舗のコンピューターに登録できる。
このとき登録されたお金は、翌日に本部へ売り上げを送金する際まとめて送られる」「ローソン元社員です。
基本的にこれは売上日報等複数の書類に記載されるので、万一募金箱の中身が『不正に』なくなっていた場合でも、直近の書類やカメラ映像を確認すれば必ずわかります」
どうやらコンビニで行われる通常業務にもかかわらず悪事のように拡散されているということが判明すると、投稿者の「盗撮」が指摘されることとなり、コンビニスタッフの顔も確認できる動画であることから、コンビニ側は訴えを起こすべきとのコメントまで見受けられることに。この一連の騒動には「晒し行為」自体を問題視する声も多く出されることとなった。
「募金なんて基本誰かのぽっけに入るもんだろ。嫌ならはなから募金するな」
「つーかコンビニの外から店員を監視してるとかやばくね?」
「コンビニ関係者からフルボッコやなこいつ」
「なんなんだろなこのチクリ根性みたいなの」
「ナチスの提唱する相互監視社会がここにある」
「これでもまとめブログのPVになるし、誰も訴えられないまま終わるからな。あんまりだと思うわ」
「いい加減顔丸出し盗撮晒しって犯罪で取り締まれないのかねえ」
どうやら「なんでも無責任に晒すべきではない」との論調が大きな流れとなりつつある様子。この潮流の変化は今回のような誤認拡散を防ぐ手立てとなるのだろうか。(文◎編集部)
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