辞任を表明した財務省事務次官による「セクハラ発言」音声というものを聞きました。うーん、あれはかなりひどいですね。
と思ったのですが、ある女性記者さんによると、「あの人はああいう言い方をするけど、いやらしさがないのよ」とのこと。
えええええ!
だっていやらしさって、受け手の問題ですよね。そういうふうに、周囲が甘やかしたらからいけないんじゃないですか?
あの音声が本人のものかは確認されていないし、相手の女性の声も消されているので、実際にどういうやりとりをしていたのかはわかりませんが、確かにああいうセクハラはあります。というか、あの程度は実際に経験したことありますし(注:過去形)。
そういう時にどうするか。そりゃ、エスカレートさせないようにするしかないですよ。「やめてください」と言うだけではダメです。だってセクハラの本人は「嫌よ嫌よも好きのうち」なんて思っているんですから。
そもそもおおっぴらにセクハラをする人は、「他の男はダメだけど、オレは許される」なんて妙な確信を持っていたりする。その自信はどこからくるのか全く理解できませんけど。
もし手を握ってこようとしたら、「それ、高いですよ。ひとにぎり3億円」とか言っておく。または顔を近づけられたら、「すみません! 私すっごい面喰いなんで、ブサイクなオッサンの顔が50センチ以内に近寄ると、心筋梗塞が起こるんです。死んだら責任とってね」とかね。
実際にそうやって"撃退"した例もありますし。もちろん、相手は「失礼な」と怒りましたけど、だいたい「仕事を紹介してやる」とか「特別に●●をしてやる」なんて、そういう甘い餌をぶら下げようというのは、力のないオッサンの印。大きな出版社やテレビ局のオーナーでもない単なるサラリーマンが、自分の好き勝手にいろいろできるような力を持っているはずがありませんよ。
たとえ一時的にそういう力を持っていたとしても、数年で配置換えあるいは定年でどこかに行って消えてしまう。自分の人生をきちんと考えたら、そんなオッサンの相手なんかしてられませんよね。
以上、セクハラを受けないための女性側からの自衛策ですが、ではセクハラで訴えられないためのオッサン側からの自衛策とは何か......。
福山雅治以上のイケメンではない限り、自分の容姿に過剰な自信を持たないことです。(文◎安積明子)
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