通常国会もいよいよ最終盤です。すでに1回延長しちゃったので、もう延長はありません。もっとも「平成30年7月豪雨」対策のために補正予算をたてる必要があるので、それほど間をおかないで臨時国会が召集されるでしょう。
そんな国会での話です。例によって足立康史事務所に行ってみました。大阪北部の地震などで地元活動が多かった足立議員ですが、この日は東京事務所に滞在。そして例によって「政界再編」の話で盛り上がりました。
このままの政界の構図ではダメだというのが足立議員の認識で、私も同意です。野党がもっとしっかりしかければ。だからこそ足立議員は立憲パートナーズに入ったのですが、どうも「立憲もあかんわ」と心が離れてしまったようです(1万500円も払ったのに!)。
それは"大好き"だった辻元清美国対委員長の魅力をもってしても、引き留められない模様。さあ立憲民主党、どうする?(ホッとしたりして)
といってもどうしようもないので、立憲がダメなら国民民主党をお勧めしてみました。ほら、玉木雄一郎代表が足立議員に「うちに来てもいいよ」と誘っていましたからね。
それを聞いて足立議員、「ほな、玉木さんのところに遊びに行こう!」ということで、事務所を飛び出しました。足立議員の事務所は衆議院第一議員会館10階で、玉木事務所は7階。エレベーターで降りればすぐです。
「こんにちは!」
声をかけると、それまで平穏で平和だった玉木事務所の空気が変わりました。ええ、気温でいえば、3度ほど下がりましたよ。普段は非常に温厚な顔の政策秘書のIさんは、にこやかにしながらもちらりと警戒感を覗かせました。そういう細部を私は見逃しませんから。
「僕、足立ですけど。知っています?」
「はい、存じています」
「僕、ここに来るのは初めてじゃないよね」
「そうですね。謝罪にいらっしゃいましたね」
会話の内容とは裏腹に、にこやかに笑いあう足立議員とIさん。足立議員は昨年11月の衆議院文教委員会で玉木代表を「犯罪者」と呼び、懲罰にかけられて謝罪したという経緯があります。
「玉木さんは?」
「すみません。党本部で会議中で、本日は戻りません」
普通はそこで帰ります。が、女性秘書のKさんが気を利かせてお茶を入れてくれました。椅子に座ってそれを美味しそうに飲み干す足立議員。ふと見れば、テーブルの上にお菓子も置いてあります。
そのひとつを手にして一口食べて、足立議員は「これ、美味しいわ!」と感動の声を漏らしました。そう、玉木事務所のKさんは美味しいものを見つける天才なのです
「ほんまにきれいに片付いているね。うちは女性秘書がいないから、きたないんよ。ねえ、うちの事務所の秘書にならへん?」
と、いきなり足立議員がKさんをスカウトしようとします。でもKさんは苦笑いながら頭を横に振っていました。そうそう、私も働くなら足立事務所よりも玉木事務所かなーなんて思いますもんね。
ということで10分ほどお邪魔したのですが、きっと足立議員はまた玉木事務所に遊びに行くでしょう。その前に玉木代表が足立事務所に遊びに行ってほしいですけど、まあ代表なので時間がないでしょうね。とりあえず、次回に足立議員が玉木事務所に遊びに行く時、美味しいお菓子を持参するように言いましょう。今回は手ぶらでしたから。(文◎安積明子)
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