HONDAのオフィシャルサイトより
ホンダのミニバイク「モンキー」が復活しました。そもそも「販売終了してたの?」という声も聞こえてきそうですが、元来の50ccモンキーは2017年の8月に生産を終了していました。
主な理由は「排ガス規制」に対応できないというもの。排気量の少ない原付きバイクというセグメントで、さらに厳しい規制をクリアしようなんて土台無理な話なのです。
で、「やっぱりな」というのがバイク好きたちの感想、2018年になって50年の伝統があるモンキーは125ccとなって復活したのです。
ところが、喜ぶ声がある反面、この復活に疑問を呈する声が多く広がっています。
「価格高過ぎでしょ!?」
「排気量はともかく、もうサイズがモンキーではない」
「もう少し足して中型クラス買った方がいいやって気になってくる」
「学生がバイトで頑張れば買えるような値段ではなくなってしまいましたね」
「予想はしていたけど、製造国はタイで、ミッションがグロムでもう1速欲しいとレビューが多かったにもかかわらず、4速のままなのがちょっぴり不満」
そうなんです。価格がすこぶる高いのです。税込価格で39万9600円から43万2000円とは、250ccクラスに手がとどくような値段です。
そして車格が大きくなりました。それってモンキーのコンセプトと大きくかけ離れてはいませんか?
モンキーというのはハンドル部分が折り畳めて車に積載できるという利点がありました。そして、数多くのサードパーティー製部品により自分好みのバイクへと改造する楽しみがありました。
それらの特徴を全て捨て「はい、スピード出ますよ」とすまし顔で登場されても、全く魅力を感じないのです。
バイクメーカーは厳しい排ガス規制と若者のバイク離れによって苦戦を強いられています。しかし、それらの諸問題を打破するためには魅力的な製品を出すしかありません。
バイク業界の先頭を走るホンダには頑張って欲しいと心から思っています。(文◎編集部)
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