Photo by 悪口の技術 (新潮文庫)
「イジられることで人気が浮上していく」というおかしなバラエティー界に変貌したあと、まっさきに輝きを取り戻したが森脇健児かもしれない。それは、どれだけキツいツッコミやイジりに対してもいつも礼儀正しく真面目に取り組む森脇の人間性が、スタッフや共演者に好印象を与え、再ブレイクを果たしたのだろう。
そんな「帰ってきた売れっ子タレント」森脇健児の活躍に対して陰口を言い倒し、売れない日々に悶々としているのが元超売れっ子芸人Zいう男だ。森脇とこのZは20年以上前から関西テレビ業界では犬猿の仲だというのが周知の事実になっている。Zと森脇の不仲について詳しい在阪の構成作家は次のように語る。
「Zはもともと尖った笑いをやる芸人やったんです。客席にインド人を仕込んでケンカするネタとか、映像を使って漫才をするネタとか。当時の若手芸人でもやらんようなシュールなネタをやっていたんで、わかりやすい笑いをやってた森脇のことが気に食わんかったんでしょう。当時から周囲の人間に森脇の悪口を言いまくっていました」
そういったZの悪口が森脇本人に伝わったこともあってか二人は犬猿の仲となり、互いに悪口を言い合うようになってしまったのだとか。だが、その後、Zの悪口は森脇だけに留まらず、どんどんエスカレートしていったようだ。
「売れる芸人さんというのはクセが強いモンです。しかし、Zの場合はクセが強すぎる。スタッフ連中はみんな性悪やなー言うてるぐらいです。偉い人や売れてる芸人さんにはヘコヘコする。でも、そこらへんのスタッフや芸人にはあいさつもせん。キツい態度で接するような芸人です」(前出・放送作家)
そんなZの態度にもう我慢できないと怒りの声を漏らすのは、大阪のライブハウスで働く男性だ。
「正直、Zさんのライブスタッフをやるのは苦痛ですね。あいさつをしても無視されるのは当たり前。客の入りが悪いとスタッフに『ちゃんと宣伝したんかいな』とか『客引きでもやったらええのに......』とぶつぶつと文句を言う。ぼくだけじゃなく、ほかのスタッフもZさんのことを嫌っています」
かつては関西ローカルだけではなく全国で活躍を見せていたZが、なぜここまで落ちぶれてしまったのか。その理由はこういった性格の悪さが要因になっている気がしてならない。森脇健児の高笑いが聞こえてきそうだ。
Written by 村上茜丸
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