今月2日に放送された漫才頂上決戦「M-1グランプリ2018」(ABCテレビ・テレビ朝日系列)の放送内容をめぐり、「とろサーモン」久保田かずのぶ氏及び「スーパーマラドーナ」武智正剛氏がSNS上で審査員の上沼恵美子氏を痛烈批判するという動画が拡散される騒動が発生。
その後、批判を受け久保田氏は「この度は私の不徳の致すところで、上沼恵美子さまに失礼極まりない言動をしてしまい申し訳ございませんでした。今後は二度とこのような事がないよう深く反省しお詫び申し上げます」、武智氏は「昨日の僕の醜態について、上沼恵美子さん、M-1に携わる方々、すべての方々にお詫びしたいです。申し訳ございませんでした」といった謝罪コメントを出してはいるが、騒動は今も鎮火の気配はなく大きく燃え広がっている。
この騒動には言及する芸人も多く、M-1グランプリで司会を務める今田耕司氏は5日に出演したイベントの壇上で、関係者の制止を振り切る形で「ホントにあの男だけはね。改めてお酒は怖いなと。お酒には気をつけなあきません。僕が怒っときますから」「代表いたしまして、上沼さん。申し訳ございませんでした。うちの後輩がすみません」と謝罪。
また、4日に「バラいろダンディ」(MXTV)に出演した「極楽とんぼ」山本圭壱氏が「インスタライブで人の悪口をそのまま垂れ流すことが悪い」「上沼さんに対してもし言ったとしたら、ちゃんと後処理をしないといけない。考えないといけないことが沢山ある」と苦言を呈したことも話題に。
もちろん騒動の発端となった久保田氏と武智氏にはインターネットユーザから今なお手厳しいコメントが寄せられ続けている。抜粋して見ていこう。
「ネト配信でカッコつけて、でさらに後輩のいる席で上沼さんの悪口ですか...机まで蹴って。人として最低」「引退して下さい」
「お笑いマニアならわかってくれるって? お笑いマニアならあなたと武智氏より昔から今でも上沼さんが数段面白いのを知ってますが? 人の悪口なんて誰でも言えます」
「昔、島田紳助さんは上沼恵美子さんの漫才をカセットで何回も何回も聞いて真似する所から漫才を始めたってテレビで言ってました 他人を批判する前に自分を知った方が良い」
「ご自身のなさったこと考えたら業界から去ってもいい位の事ですよ。上沼さん審査員引退望み通りですね、さぞ満足でしょう! 自業自得ですが、業界だけではなく一般人にも干されちゃいますね」
昨今の社会問題でもあるのだが、これらの厳しい意見を寄せる者たちもまた、正義感や自身の持つ価値観と騒動の相違に対する不快感や怒りの声を抑えきれていない。
言葉は違えど、本質的には大差のないことであるという認識を広めるべきなのではないだろうか。(文◎編集部)
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