スーパースター清原和博氏の堕落の真相
平野:では、次の問題にいきます。芸能界。高須さんのテーマである清原、紳助、三浦和義、田代まさしというね。大変だよこれは(笑)。ではまず、清原はどうなってんの今? 結構詳しいんでしょ。そういうことには首突っ込んでる?
高須:清原は日本航空学園が手を差し伸べたわけよ。
平野:何だその航空学園っていうのは? 学校?
高須:山梨が本拠地の学校。そこの理事長の梅沢さんっていうの人が、彼を更生させようと。
俺がなんで清原を好きだったかっていうと、どんなことがあろうと清原はあのホームランの数といい高校球児のスーパーヒーローなのよ。
松井秀喜もそうだけど西日本では清原がスーパースターなのよ。やっぱり甲子園、PL。大学も行かないでダントツのカリスマなわけよ。
日本航空学園とか私学っていうのは今、人を集めるのがキツイのよ。だから清原を前に立てて救いの手を出しますよってことにして、リハビリ施設を長野県に作ったんですよ。3階建てで。
平野:麻薬のリハビリを?
高須:うん、そう。3階建てですよ。それでも清原は来なかった。それが全てじゃないですか。そこで清原の部屋を家族が来てもいいように、簡易室と自分の住まいと別のところに1棟作ってくれてるんですよ。それでも清原は来なかった。
平野:なんで来なかったの?
高須:分からない。それがたぶん世間で言う誘惑なのか。
平野:リハビリが嫌なんだ。
高須:うん。
平野:本当に辞めるっていう意志がないんだ。
高須:だから、唯一手を差し伸べたのは、佐々木(主浩)でもない、日本航空学園の梅沢理事長。3階建てのリハビリ施設を長野県の白樺湖のほとりに作って。
平野:清原っていうのは何かそういう施設に通ってないの?
高須:初めから通ってない。
平野:通ってないの?
高須:ダルクっていうのは貧乏臭いし、貧民っていうか、貧しい人たちの互助会じゃない。全員生活保護を取ってそこからやるっていう例のヤクザ商法ですよ。そこんところをみんな分かってるので、じゃあエリートが貧乏くさくなくちゃんとやれる施設をってことで作って。全部で部屋数が13か14か。
平野:じゃあ清原の社会復帰っていうのはあるの? ない?
高須:難しいと思う。今のPLなきあとね、東海大か日大か日本航空学園か。その1つが手を差し伸べたのに彼が拒否したっていうのが全てなんじゃないですかね。先が見えてないんじゃないですか。
田代まさしイベントに高須氏乱入
平野:田代まさしで10年くらい前? 阿佐ヶ谷ロフトで高須がいいかっこしちゃって、なんだこいつと思って(2008年7月16日阿佐ヶ谷ロフトAにて開催された田代まさし出所記者会見に高須基仁氏乱入した件)。あれはアクセス数がすごいよね。いまだに。こいつ一番いいところを持って行きやがったって思ってね。
https://www.youtube.com/watch?v=TWR4S1JYCaw
高須:あれはやったばっかりの時は叩かれたんだろ? それでもう1回パクられたから俺の評価が変わって。
平野:そうそうそう。せっかく更生しようと思って記者会見して涙ながらにやってる時にね、高須がのこのこやってきてさ、突然手を上げて俺にも喋らせろって言って。それで田代をめちゃめちゃ叩いたんだよね。何なんだよおめえはとかやったんだよね。これはYouTubeに上がってるからみんな見ればいいんだけど。
高須:それをやったばっかりの時は俺がものすごい叩かれたみたいだね、俺は知らないけど。
平野:あれは異常だったからね。本当は「創」(月刊「創」)が主催で、あとは本にまとめればいいやくらいに思ってたんだろうけど、そこに高須が乱入して(笑)。
高須:それで初めは叩かれてたけど、田代がまたパクられちゃったんで俺(の評価)が良くなっちゃったんだろ? 普通にまた出てきてるんで、またバカに変わるかも分からないけど。
平野:田代まさしはバカ殿とかテレビに出てた頃はむちゃくちゃ稼いでたんでしょ? それがうちに来て1万円もないとか言うんだよ。びっくりしちゃって。で、今日の帰りのお金がないからこれをオークションで売ってそれが俺の帰りの電車賃だとか言って。そんな無くなるもんなの? それは小室さんもそうなんだけど、月間200億も稼いだっていう男がだよ、全然ないっていうのはあれはなんで? そんなに残ってないものかね、田代さんも。薬でか? そんなに無くなるものなの?
高須:1万円が100万円とかにされてるんじゃないの?
平野:芸能人だからって? そうか。警察は2回、3回目のこいつらをパクるのが一番の名誉で一番の勲章になるっていうんで、今も清原を泳がして追ってるわけでしょ? 当然。
高須:だから一番問題なのは清原の周辺で泳がされてる別のプロ野球選手もいっぱいいるわけよね。そういうのが危ないですよね。だから近寄らないよね、みんな。
平野:なるほどな、じゃあ次。一番キツイ話、紳助の話。紳助はこれからどうなってどうすんの? 紳助なんか天才なんだからもう1回復帰して欲しいけど、俺はラジオの時でも「高須さんなんとかロフトに紳助を出せないか?」って言ったんだけど。
あの人も喋りたいこといっぱいあるわけだから。あまりにも大物になり過ぎたから、これでうちに出たら大変な話になるわけだからな。しかしうちでも1回プロデュースしてみなさいよ。紳助だけじゃなくて今まで失敗を犯した人で。
高須:しばらくロフトでそういうのやってないですよね。
平野:今ロフトって結構有名だから来ると思うんですよ、それなりに。そういうのって今誰がいるかってよく分からないんだけど、相撲でパクられた奴でもいいし。今ね、相撲なんて絶対おもしろいじゃないですか? こんだけ貴乃花は何をやってるかとかさ、これをネットで見ると八百長問題でしょ? それがマスコミに一切出なくって、誰が辞任だ、誰が問題だって言ってるけど、基本的にこの裏にあるのは、モンゴルの一族が土俵を分け合って、お前次優勝するから負けてやるとか。そういう相撲協会の体質に対して貴乃花は怒ってるんですか?
高須:相撲って初めから禁止されてることを3つやってるわけですよ。1つが要するに裸体ですよね。
平野:ガハハハハ。
高須:Tバックだよね。それから過去に日本では断髪令があったのにまだちょんまげでやってるんだよね。行事が今回パクられてるけど、立行司は短刀を持ってるし。
平野:あれは間違えたらそこで死ねっていう意味なんだよね。
高須:自分で腹をかっ捌くっていう。それともう1コ、土俵入りの時に太刀持ち。あの太刀は銃刀法でしょ。あれを俺はおもちゃだとは思わないよ。だから初めから銃刀法違反、それから断髪令に明治政府が決めたことに反発していると。
初めから禁止されていることをやってるっていうことは見世物ですよ。見世物っていうと絶対あるのは賭け事ですよね。見世物というのは何がベースになるかっていうと、要するに機動性じゃないんだよね。そのいっぱいいる反社会の人達の賭け事の対象。それの最たるものが相撲。格闘技の中で相撲。もう一つが野球。
平野:これは俺の趣味であれなんだけど、何で貴乃花は怒ってんの? もう一度教えてください。理事会みたいなことをやってて今回も降格だ、契約解除だなんだのって。何であんなことを。貴乃花一門っていうのは名門でしょ?
高須:貴乃花がやりたいのはガチンコってちゃんと言ってるわけだよ。
平野:相撲はちゃんとガチンコでやれと。
高須:八百長が嫌だって言ってるんだ。だからガチンコでやろうよ、と。反社会の人たちが賭け事をやってても俺たちは関係ないじゃんと。
ところがその八百長に加担してる力士がいるわけですよ。それがモンゴル勢だって彼は言ってるわけよ。
平野:そうなると白鵬の40回優勝っていうのは極端な話、考えらんないことだよね......。
高須:作った話。
平野:知ってる? ネットで2ちゃんねるとか読むとそういう話がいっぱい出てきて、今のラジオもテレビも新聞も一切そういうこと書かないじゃないですか? ただ不祥事不祥事って、あんな殴ったことくらいで大したことないじゃないか。格闘技なんだから。
高須:貴乃花が言いたいのは賭け事みたいな周りの人たちがやってるのは我々に関係ないでしょうと。我々はそんなことは受け入れないと。負けてあげるとかっていうのは受け入れないと。ガチンコでやりましょうっていうことを彼は言ってるんですよ。それだけですよ。
平野:それを普通の人は全く知らないでしょ。
高須:賭け事っていうのは水面下ですよ。
平野:水面下ではヤクザとかそこらのみんながやってる。要するに裏賭博をやってるっていうことね。
高須:貴乃花からすれば我々の相撲には関係ないと。そういうのとは付き合わないと言ってるわけですよ。
平野:もう一回聞きたい。じゃあマスコミとか東スポもそうだけど、そういうことを全然暴露しないじゃないですか。それについては?
高須:今、全部の相撲記者が、番記者がまともな奴が1人もいないっていうことですよ。
平野:それをやったら相撲協会から放逐されて取材ができなくなるということですか。
高須:番記者の劣化。要するに、はっきり言って記者クラブの劣化。これが一番ですね。それとその後にやってる週刊ポストの現課題は八百長っていうことは入れてるけど、それは暴力団とは関係ない話なの。そんなことは昔からあるっていうのは当たり前なんだよ。今日は白鵬と誰々でどっちが勝つか1000円賭けようと、それと同じレベルですよ。
平野:そしたら貴乃花は真っ当なんだ?
高須:真っ当。全部ガチンコでやってるから。それで賭け事をいろいろ周りでやってるっていうのは彼は当然知ってるよ。でも、お父さんも大鵬も、それから北の湖もそれをやんなかったんだよ。俺が知ってる限り、大鵬、北の湖、それと先の貴ノ花、それと今の貴乃花の4人はそれをやらなかった。この4人は間違いなくガチンコでやってた。
平野:相撲協会の何とか監視員、何とか委員とかいるじゃないですか? あいつらはそのことを当然知ってるでしょ。
高須:当然知ってますよ。横綱審議会のトップがアレだから。あんなのは国会議員を不祥事でクビになったでしょ。
それで今のもう1コの審議会をやってるのは毎日新聞の昔の会長で、あんな奴なんか毎日新聞の借金を返せ返せで大変じゃない。ネット右翼がワーワー言ってて。もう金返さない、払わない。そういうところのがやってるんだよ。
要するに毎日新聞の会長と池坊の会長が決めるというのはおかしいでしょと。で、それは何かというと問題は北の湖のような理事長がいないっていうことですよ。
平野:それまでそういうことなかったの? 本当はあったでしょ?
高須:あったんだけど、相撲では栃錦、若乃花、僕が知っていうるのは大関の豊山。そこらへんがやってきた一連の理事は、バッチリ八百長はダメだって言ってますよ。だからガチンコでやれと。あと相撲の外でいろんなことがあるけどそれは知らないということでやってきたの。そりゃあ個人個人ではあったと思いますよ。ズル賢い奴らは。
平野:問題は奴がモンゴル力士会の中でぶん殴られて、お説教されて、彼はその前に電話がかかってきて明日は負けてやれみたいなことを言われてやんなかった。そういうことをやんなくてそれで怒られたというわけ。で、そうするといわゆる40回も優勝してる白鵬の勝歴もおかしくなってくるわけですよね。
高須:だから千代の富士以上にもなれなかったでしょ。何にもなれなかった。八百長だから。ガチンコじゃなかった。
平野:もうじゃあ相撲協会は腐ってるんだね。
高須:だから腐ってないんですよ。
平野:あっ、貴乃花がいる。
高須:益荒男、今回の寺尾。そういう風に腐ってない奴っているのよ。
平野:それでは、紳助の話を。紳助っていうのは初めっからヤクザだもんな。そんな今更あいつが暴力団と繋がってるからダメだとか良いとかそんな話は......。
高須:初めから半グレでしょっていうことでいいんじゃないですか? 要するに漫才師がヤクザになったんじゃなくて、半グレが漫才師になったんでしょ。それだけのことでしょ。
平野:紳助の腹の括り方っていうのはどうなんだろう。
高須:いやあ、復帰を狙ってると思いますよ。
平野:狙ってんの?
高須:狙ってますよ、当然。
平野:紳助うちに出してくださいよ。おもしろいよな、あいつ。それで好きなこと言うじゃん。
高須:今の吉本興業のメンバー達が互助会ですよね。おもしろくないじゃないですか。何とかジュニアとか全部同じ。さんまとかは別個にしても。本当にジュニアが紳助の後釜みたいなイメージでやってんのよ。才能は足元にも及ばないよね。
平野:やっぱりすごいんだよな、紳助はな。で、復帰を狙ってて、復帰の可能性っていうのはあります?
高須:どうなのかな、自分でテレビ局を作るくらいの覚悟でないと。まさしくネットテレビを、紳助テレビを自分で作るっていうのが俺は一番良いと思うんですよね。俺のアイデアは紳助テレビ。ネットで本当にちっちゃいテレビでいいと。それでゲストは全然困んない奴だと思うよ。
「ロス疑惑」三浦和義氏の死の真相
平野:はい、じゃあ次は三浦和義。これは高須さんは最後まで付き合って、それで最後のとこまで追ってたけど、2、3年前に聞いた話から進展あります? なんでアメリカの刑務所で彼は自殺しなきゃいけないかとかあったじゃないですか?
そこいらは全く去年、一昨年の高須さんのインタビューではほとんど明らかにされなかったんですけども、どうなんですか? 俺も彼と付き合ってたから知ってますけど、なんであんだけ強い人がアメリカの刑務所で自殺しなきゃいけないんだっていうのを、これは何なんですか?
高須:一つだけ言えるのは、アメリカはすごいぞっていうことを知らしめたんじゃないですか?日本に。アメリカは怖いぞっていうのを教えたんじゃないですかね、あの事件は。その他いっぱいありますよ、アメリカが怖いって話は。60年代の安保、70年代の安保、俺達はアメリカ一辺倒はダメだって言ってきた。今は全てがアメリカ一辺倒じゃないですか。
平野:そうですね。ただのアメリカの植民地ですよ。
高須:そう感じていたからこそ僕らはアメリカ一辺倒が嫌だと。アメリカが嫌いじゃない。アメリカ一辺倒じゃダメなんだと言ってたんだけど、俺は三浦和義事件が残した後遺症っていうのを言ってて、アメリカ一辺倒をより助長するものであったと僕は思ってますよ。
平野:これさ、アメリカで彼が自殺しないでずっと生き延びていたら、判決っていうのはどうなったんですかね?
高須:一事不再理が本来の日本の国家のあれで、アメリカの法律の中でそれは国外の話でやればいいわけですよ。それを向こうに行ったっていうのもまずいんですけども、基本的に一事不再理の原則っていう日本法律はアメリカの法律の前に無力であるっていうことを世間に広げた。
平野:そういうメッセージなんだ。へえ。
高須:だから僕はね、死んだ瞬間に言ったんだけど、日本の法律はアメリカの法律の前に無力なのかって。
平野:高須さんらしいな、おもしろい。こういう切り口っていうのは本当に滅多に聞けないんだよ、だからすごいんだよこの対談。
高須:アメリカがバンバン戦争をやってる時に日本はこういう憲法だからって言ってても、アメリカが「ほら来い」って言ったら行くでしょと。要するにアメリカ一辺倒ですよね。俺は三浦和義っていうのに縛られてたんで、それで萎えましたもん。
俺なんかは全学連で防衛庁に行ったっていう前提があるじゃない。でも、防衛庁に丸太を持って火炎瓶を投げて鉄棒でやってパクられたっていうのだけ聞けばテロリストですよ。
平野:意味がわかんねえんだよな。三浦さんがそもそも何でハワイに行ったのか。ハワイから何でグアムに行ったのかっていうのが全然。
高須:まあ緩やかな自殺をしたかったんじゃないんですか。間違いなく緩やかな自殺。
平野:大体こんなところですか。最後にトランプについてどうですか? すごいねトランプ。これがアメリカでまだ30%以上の支持率があるっていうんだからすごいよな。こんなのクリントンの女になるよりトランプの女になった方が全然おもしろいよな。
高須:俺はいつ暗殺されるのかってそれだけ楽しみにしてるけど。
平野:誰に暗殺されるんだよ。藤田朋子に暗殺されんの?(笑)
高須:俺はいつ殺されるのかっていう風に思ってるけどね。殺さなかったらダメでしょ、アメリカ。
平野:アメリカをダメにしてるでしょ、トランプは。世界的に今、全くの信用を失ってるんだから。
高須:お金至上主義者だもんね。お金至上主義者と末代まで幸せになるようにっていう。
平野:てめえだけ良ければいいんだもんね。
高須:自分の家系が幸せになると。
(PART3へつづく)
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