Photo by 朝日新聞デジタルより
みんな大好き今井舞。そういえば今井舞についてはこの連載の初回でネタにした。
○『Woman』満島ひかり演技うますぎ論争と今井舞(2013.07.25)
みんなの心をひきつける「毒舌コラムニスト」。先週はこちらの話題で盛り上がった。「小保方さん巡り朝日が架空記事 サイトで、不適切と削除」(共同・2014/3/27 )
《記事はコラムニスト今井舞さんが執筆した「ウソうだん室」。有名人の架空の相談に回答するという設定で、「今私は八方塞がりの状態です」「今後私を雇ってくれる研究所はないでしょう」と記し、小保方さんが歌手デビューを目指すなどとしている。》
この騒動の問題点は「架空記事」でもなく「小保方さんに対する名誉棄損」でもなく、ましてや「朝日のくせに何だこの記事は」ではなく、コラムがつまらないことだ。すべてはそこにある。
この手のパロディっていかにバカバカしくできるか、なんならネタにされた本人も思わず笑ってしまうものができるか。それが理想のはず。洒落っ気がないとツラい。
さて、初回のコラムに書いたように今井舞には「美人説」がある。だから文章がアレでもオヤジたちにちやほやされているのではないか? という下世話な説だ。
あと「今井舞」は架空の人物で、何人かのオヤジが勝手に書いているのでは? という説もよく聞く。いずれにしても謎の存在。
とくに「美人説」は「自分は会ったことないけど美人らしいよ」という話を複数名から聞いたことがある。(そういえば久田編集長からも聞いたような)
なので今回の騒ぎを受けた私の興味はすでに今井舞そのものではなく「今後もオヤジジャーナルは彼女を重宝するのか?」という点にある。意地がワルいかもしれないが注目すべき点だ。
考えてみれば「週刊文春」で大々的に「毒舌ぶった切り」として推され、今回は「朝日新聞」である。オヤジジャーナルの両巨頭じゃないか。ついでに言うと日刊ゲンダイにもたまにコメントがのっている。今井舞すごい。
この事実から「今井舞はオヤジを転がしている」という想像だけでもじゅうぶん楽しいのですが、私はこういう可能性も考えたい。世間はみんな「声の大きい人間に弱い」という事実だ。
どういうことか?
わかりやすい「毒舌コラムニスト」という肩書に、オヤジたちは楽に頼っていたのではないか?
ビーチフラッグよろしく「毒舌コラムニスト」という旗を立てておいたらオヤジたちが取りに来た。図々しく立てた人の勝ち。声が大きい者の勝利。
でも、でも、そう考えても、やっぱり妙だ。
天下の文春が、褒めている人が少ない今井舞を使い続けるのは何か事情があるのかなぁと想像してしまう(まさにゲスの勘繰りですが)。
それこそ文春が「今井舞とは何者か?」という記事を書けばすっきりする。謎が解ける。
文春は小保方氏のことを「乱倫な研究室」とか「情実人事」とかド派手に書いていたが、自分たちもそろそろ今井舞との関係をはっきりさせないと「情実人事」とツッコミや茶々を入れられると思うのだ。心配で仕方ない。
そう言いながら私が茶々入れました。すいません。
【前回記事】
201X年、小保方博士により「ロボ原発」稼働か!? プチ鹿島の『余計な下世話!』vol.36
Written by プチ鹿島
プチ鹿島●時事芸人。オフィス北野所属。ニッポン放送「プチ鹿島と長野美郷 Good Job ニッポン」金曜18:00-20:50 ◆TBSラジオ「東京ポッド許可局」◆書籍「うそ社説 2~時事芸人~」◆WEB本の雑誌メルマガ ◆連載コラム「宝島」「東スポWeb」「KAMINOGE」「映画野郎」「CIRCUS MAX 」
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