抗議の街宣活動激化でスポンサー離れは避けられず、みのもんた事実上の芸能界引退に......という報道に、ちょっとモヤモヤしてます。今回の騒動はもともと右翼団体のHPが発端で、そこに書かれていたことをベースにして週刊誌がみのもんたを叩き、そして引退危機へと至るって感じだと思うんですけど、結果的にマスコミが果たした役割は街宣活動と大差ない気がするんですよね。みのもんたが「問題を起こした政治家やら企業に対して俺が怒ればいいんだな?」とばかりに番組側のニーズに応え続けた結果、みのもんたってなんか偉そうだなと思っていた世間の人から「そういうお前はどうなんだ!」と突っ込まれることになり、そんな世間のニーズに応えたつもりのマスコミが、結果的に「みのもんたは引退しろ!」という右翼団体の思惑通りの抗議活動を無償でやっちゃったように思えるわけです。みのもんたも島田紳助も極楽とんぼ山本圭一も、みんなノンスポンサーのネット番組で復活すればいいのに!
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Written by 吉田豪
Photo by みのもんた十八番勝負―おもいッきり対談集/日本テレビ放送網
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