アントニオ猪木、静まり返った参議院の予算委員会で「元気ですか~~~~~っ! 元気があれば何でもできる。元気があれば質問もできるということで、猪木の常識、非常識で通ってます。すいません!」というお馴染みのマイクアピールを披露したら、「最初のご発声は、元気が出るだけでなく心臓も悪い方もいらっしゃるので、今後はお控え願いたい」と予算委員長に怒られる。これで思い出すのが10年ほど前、とある雑誌でボクが猪木を取材することになり、午前中から都内某所のスタジオに集まったときのこと。「じゃあ、ちょっと大声を出してる風のカットを撮りたいので、拳を突き上げて叫んでる感じのポーズをお願いします」とカメラマンに言われた猪木は、ローテンションのまま突然スタジオ中に響き渡る大声で「ダァ~~~~ッ!」「ダァ~~~~ッ!」と拳を突き上げながらシャウト連発! 「......すいません、声は出さずにポーズだけにして下さい」とカメラマンに注意されてたんですけど、このカットの撮影が終わるなりまたローテンション&死んだ目になる猪木が心底怖かったです!
【前回記事】
清原和博の薬物疑惑報道にASKAの名前が...『ほぼ日刊 吉田豪』連載125
Written by 吉田豪
【関連記事】
●小保方晴子さんに偽ノーベル疑惑、謝罪会見で「リケオヤジ」に逆ギレあるか?
●新宿歌舞伎町でカタギがヤクザを騙るとどうなる? by草下シンヤ
●三年目の3.11に原発アウトローから受け取った悲痛なメール by久田将義
> 連載 > 猪木議員、国会で「元気ですか!」を叱られる...『ほぼ日刊 吉田豪』連載126