夜のターペー門は美しい。後ろに見えるのが「ホテルMチェンマイ」
タイ現地メディアによると、北部チェンマイ市で将来、軽量軌道鉄道(ライトレール、LRT)が開通する見込みです。タイの首都電車公団(MRTA)は7月中旬、LRT事業を正式承認。2020年に建設入札を開始する見通しを明らかにしました。
LRTが開通すれば、利便性が大幅に向上し、観光客数の増加も期待されますが、現状では鉄道どころか、メータータクシーすらほとんど見かけません。そんなチェンマイでは、前回の記事でも指摘した通り、「グラブ」や「ウーバー」といった配車アプリが大活躍します。
市街中心部には、タイ風俗の象徴とも言うべきゴーゴーバーが3軒あります。チェンマイのランドマーク「ターペー門」周辺のホテルに宿泊し、各店をはしごしてみると良いでしょう。ホテルは予算にもよりますが、「イム・ターペー・チェンマイホテル」や「ホテルMチェンマイ」などはコストパフォーマンスが高く、人気があります。
老舗ゴーゴー「スポットライト」はターペー門から最寄りで、徒歩5分ほど。今年5月に市街中心部の別の場所から移転しました。チェンマイ駐在員で、同店の常連客でもある知人は「移転をきっかけに、人気嬢が辞めてしまい、客も少なくなってしまった」と指摘。実際に、店内は閑古鳥が鳴いている状況です。
新装開店するも、客足が伸びない「スポットライト」
にもかかわらず、ゴーゴーの定番ドリンク「ジントニック」は1杯150バーツ(約500円)と強気の価格設定。バンコクの人気店と比べても、割安感はさほどありません。スポットライトの客足が回復するには、少し時間がかかりそうです。
スポットライトの店内。ジントニックはゴーゴーバーで映える
バービアなどが密集する歓楽街ロイコー通りに立地する「スターシックス」は、首都バンコクや東部パタヤなどではお目にかかれないような暗黒ゴーゴーバー。ボロい雑居ビルの上階でひっそりと営業していますが、エレベーターはないので、怪しげな階段を上らねばなりません。
怪しげな階段を上っていくと「スターシックス」が出現する
薄暗い店内に進入すると、小さなステージでは、数人の年増ダンサーが勝手気ままに踊っています。客はほとんどいないにもかかわらず、オヤジDJがダンスミュージックの合間に、威勢の良いマイクパフォーマンスを織り交ぜて空回り。競合店が少ないチェンマイならではの店で、最も印象に残りました。
左腕を覆うタトゥーにくぎ付け
最後の「フォクシーレディー」は、ターペー門からはやや遠く、車で6〜7分。落ち目のスポットライトとは対照的に、当地で最も賑わっています。中国人や韓国人、日本人らが主要客層。選べる容姿の嬢は数人いましたが、左腕の付け根から手首までハローキティなどのタトゥーがびっしりと彫られた色白不良娘に一目ぼれしました。
チェンマイで最も賑わっている「フォクシーレディー」
不良娘は、地元チェンマイ出身のオーちゃん20歳。「バンコクには一度も行ったことがない」という田舎者ですが、同店で3か月ほど働いただけですっかりスレています......。
プレイ代はショート3000バーツを頑なに主張。3000バーツだとバンコクの人気店と変わらないので、そう簡単に首を縦に振るわけにはいきません。しばし押し問答になりましたが、2500バーツに引き下げてもらうのがやっとでした。店へのペイバー(連れ出し)代は700バーツ。
プレイは意外にも濃厚だったオーちゃん。特徴的な左腕のタトゥーをどうしても撮影させてほしいと懇願するも、「それだけは嫌!」と再び押し問答に。最終的には、彼女が私のスマートフォンで、顔の自撮り写真を撮ることで決着しました。
フォクシーレディーのオーちゃん。スレているがプレイはガチ
撮影を終えると、さっそくウーバーを起動し、ホテル前に車を呼びつける彼女。その動きにはまったく無駄がありません。チェンマイでは、ゴーゴー嬢も配車アプリを使いこなしています。
チェンマイには3店舗しかありませんが、飽和状態のバンコクやパタヤとは一味違ったゴーゴーライフを楽しめます。バンコクから飛行機で約75分、バスだと約9時間半かかりますが、行ってみて損はしません。(取材・文◎ゴーゴーバージャーナリスト・新羽七助 『世界の怪しい酒場』第13回)
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