【感動ポルノ】障害者を感動的に放送すること......どこがいけないんでしょうか?|文◎あもり(欠損バー『ブッシュドノエル』所属)

2018年01月12日 あもり ブッシュドノエル 感動ポルノ 欠損BAR 欠損バー

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もうすぐ冬季オリンピック・パラリンピックが始まります。スポーツが大好きなのでとても楽しみです。人が頑張る姿は感動します。

障害者を感動的に放送するメディア、私はとても好きです。日本では毎年夏に放送をしている24時間テレビが有名ですよね。

一方で、このような番組を嫌う方もいらっしゃるみたいです。最近よく耳にする「感動ポルノ」というもの。Wikipediaを見てみると、本当に最近できた言葉のようですね。


普通に過ごしているだけで「感動の対象」になることは苦痛なのでしょうか?


私自身、先天性で右手がないのですが、8年ほどバレーボールをやっていました。そのお陰で体育の授業は率先して取り組むことができました。

クラスメートに、 「すごいね」「どうしてできるの?」と言われる事が多々ありましが、その度に褒められていると思えて、嬉しくてたまらなかったのです。

みんなと体育をしているだけで「凄いね」と言ってくれるんです。それは、感動ポルノに近いものだとは思います。ですが、当時から嫌な思いはしたことがありません。


いいじゃないですか。
感動したって。


テレビ番組で障害を取り上げることが増えれば、広く認知されます。それは全ての人にとって生きやすいのではないだろうかと思います。
生まれつきで...、事故で...、病気で...と様々な情報を発信してくれれば、お互いが付き合いやすくなる可能性が広がると思うのです。
ときに大袈裟に作られてしまう番組もあるのでしょうが、印象付けるには仕方ないことかもしれません。

人は知らないことを知りたがるって素敵なことだと思います。

最近小さい子に、
「どうして右手がないの?」
と言われたことがあります。......何も言えずに笑って誤魔化してしまいました。この子は何も悪くないのに......。
もしこの子が、障害を取り上げた番組を見ることであのとき答えてあげられなかった事を知る日が来ればいいなと思います。
そして、誰とでも分け隔てなく接する私の姉と弟のようになってくれたら嬉しいです。きっと、障害がある私の存在が影響して、彼らはそうなったんだと感じています。

前回の記事にたくさんの反響があったことに驚きました。実は、この事がきっかけで姉に欠損バーのことを話せました。これから見守ってくれるようでとても心強いです。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。


文◎あもり(欠損バー『ブッシュドノエル』所属)

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