連日、政治関連の不正疑惑が国会やお茶の間を騒がせており、少々食傷気味という者も少なくないという昨今ですが、また新たな政治関連の不正疑惑が持ち上がってしまいました。
今回告発された疑惑は不正を厳しく追求している立場にある共産党が矛先ということで、"別腹"感覚で捉える者も多く、ちょっとした騒動になっています。
注目のTwitter告発を行ったのは松崎いたる板橋区議です。
不正の流れは以下のようにまとめられています。
・物品納入業務をホタル館の職員の知人で共産党員でもある業者を指名して契約
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・公費で1200万以上が支払われているが業務の実態が無い
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・業者が日本共産党印旛地区委員会に政治献金をしていた記録を見つけ、党に調査を求めたが黙殺
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・党の東京都委員会と板橋地区委員会が松崎の調査を妨害した上、一方的に批難
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・松崎を呼び出して「自己分析を求める」と言い放ち除名
この事案に対し、政治思想を違える者たちが互いをバッシングし合うといういつもの好戦的な流れも構築されてはいますが、冷静に事態を分析する傍観者も少なくありません。
「共産党でもまだ悪いことは悪いと言える人がいるとのことですな」
「この人が言うことがほんとうなら、ひどいお話しよね。でも、真面目に決算監視や行政監視してくれてる人がいると思うと 頭がさがるような」
「こんなの山ほどあるんだろうな 誰も共産党に興味ないから放置してるだけで」
「そもそも共産党は政治献金を受け取ってないはずなんだが」
「ネットの無い時代だったら告発もできなかったな」
また、共産党からの査問呼び出しがあった際の出来事について、松崎いたる板橋区議は以下のように語っています。
「このときの査問でいちばん怖かったのは党幹部に 『あなたが何を主張しても事実は変わらない』といわれたことでした。客観的な事実のことではありません。党が決めてしまった"事実"のことです。真実は何かを検討する対等な話し合いではなく、一方的な『刑罰』の言い渡しの場にすぎませんでした」
さらに、野党の"希望"とも言える森友問題に関しても次のような発言で、野党にとっても森友問題は他人事ではないという告発を行っています。
「安倍昭恵総理夫人のご威光を借りて行政を歪めようとした事件は『森友』だけではありません。板橋区ホタル館の元職員が仕掛けたナノ銀ニセ除染でも、昭恵さんが利用されました。そのときの決めゼリフも『主人に伝えます』でした。無批判に報道してマスコミの責任も問われます。
森友問題では盛んに昭恵夫人を追及している小沢一郎さん、森ゆうこさんですが、ナノ銀ニセ除染では両人は昭恵夫人の威光も利用してナノ銀を政府に採用させようとしていました。 小沢氏との連携を重視していた共産党は、『ナノ銀はインチキだ』と指摘していた私を排除しました」
相次ぐ不正告発に区民や有権者からの支持は高まるものの、政治家としては厳しい立場に追いやられる松崎いたる板橋区議。
彼がインターネット上で発信する言葉が物議を醸す事案はしばらく続くことになるかもしれません。(文◎編集部)
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