注)別の猫です!
然るべき機関に告発を行ったところで時間や労力だけが無駄に消費され、結局動いては貰えず悶々とした思いを抱えることになりがちな企業内部告発。
対象的に人々の共感や同情さえ集まれば一気に拡散と"私刑"が執行されるSNS告発は、告発者にとっては極めて有力なツールとなっている。
今回もまた悲痛な内部告発が話題を集めている。告発を行ったのは東京都立川市にあるペットショップ従業員。
告発内容によると、該当の猫カフェには猫に対して強い感染力を持ち致死率も極めて高い「猫パルボウイルス」が蔓延しており、既に4匹が死んでいる状況で「元気な子は6匹しかおらん」という言葉も確認できる。
この猫パルボウイルス感染症には特効薬がなく、感染源となる店舗を消毒し猫たちは個々の免疫力を高めるしか手立てはないそうだが、社長はこれらを拒否しとにかく営業を続けろと指示を出しているという。「猫0匹になっても営業しろ」との言葉もあった模様。
独断で営業をストップしようとした専属の獣医は解雇され、残された従業員は泣きながら働いているとのこと。
動物愛護団体にも告発を行ったようだが、営業停止まで持っていけるかどうかはわからないという回答しか得られていないという。
この告発内容には同情の声と社長への強い怒りが寄せられることになり、社長のSNSアカウントが割り出されると、のんきにB'zのライブへとウキウキで出かけていることが確認され火に油を注ぐ結果に。
・これがヤバイのは猫好きがこのカフェ行ってから他人の猫を触るとその猫も死ぬこと
・パルボはがっちり塩素消毒しないとその場で3年間生き続ける強烈なウイルス
・ゼロがいいゼロになろう
・予防接種なんて3000円くらいなのに
・経営者にとって猫は備品でしかないからな
様々な声が寄せられているが、大きくなった騒動とともに通報も相次いだため該当の店舗は臨時休業に。そして店側は「猫パルボウイルス」に関しては担当者が不在とコメントを避けたが、「猫は死んでいない」と先行した告発の内容を否定した。
その後は従業員や常連客と名乗る者たちが独自にSNS上で情報を発信し合うことになってしまったため、全く真実が見えない状況となっている。
せめて「猫は死んでいない」という情報だけでも真実であることを願いたい。(文・編集部)
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