アイドルユニットPASSPO☆の槙田紗子のツイッターが乗っ取られた「事件」が起きたのは記憶に新しい。その前にもAKB48の倉持明日香のツイッターが乗っ取られたこともあった。こうしたSNSアカウントの「乗っ取り」は主にツイッターにおいて連続して起きているが、最も気をつけなければならないのは、実はフェイスブックだと言われている。
●ツイッターより怖いFacebookの成りすまし
手元にある携帯電話からどれだけの無料の情報を掴むことができるのかご存じだろうか。時代はどんどん変化する。もはや登録するのも面倒になったメールからLINEに変わり、Skypeなどにより通話も無料になる事によって、各携帯会社は、かけ放題や、パケ放題にする事によってそのパラドックス(逆説)に対抗している時代だ。あまり知られていないが現在、ネットで一番使われているSNSはずばり、Facebookである。
Googleを抜き、ネット上でFacebookが総アクセス数一位になった。これは「検索」をすることより、人との「繋がり」に世界中の人間がシフトにした結果であろう。なぜならば、Facebookの先には人がいる。誰かが自分の記事に「いいね!」やコメントをくれる。誰でもメールを打ったのに返事がない、スルーされた寂しさなど味わった事があるだろう。Facebookは友達を五千人まで増やすことができる。では友達を増やすにはどうすればいい? 簡単だ。Facebookに「友達」と入れて検索すればいい。 全国から友達を増やしたい人たちがたくさん集まっているグループに参入すればいいだけだ。
そこに記事を投稿している人に友達リクエストを送ってもいいし、自分で友達を増やす記事をアップすればいい。ある程度すぐに友達は簡単に出来てしまうのだ。だが、とても大事な事はすべてがまともな人間でではない。そう、これからが本題だ。
知らない人と友達になる。これは、なかなかシャイな日本人には出来ないことである。だがFacebookならば、リアルではないから、友達のリクエストも簡単に送れ、知らない人から簡単に届く。いいねから始まり、コメントにコメントで返すようになり、バーチャルの「繋がり」が始まる。 これはちょっとした「温もり」だ。GoogleやYahooと違い、直でその先に人がいる。スマホでFacebookをインストールして友達が百人を超えてくると、何時もアイコンに、友達の誰かが動いた数がアイコン脇に表示される。気にならない方がおかしいだろう。
検索サイトでは自分から調べたい事がある時に検索しようと思うが、Facebookは自分にリアクションしてくれた人がいるかもしれないと思ってしまうから、端末がスマホに移行しつつある今、Facebookがネットへの窓口の第一位になっているのだ。ところが無料のSNSにも限界がある。 メールアドレスの数だけアカウントが作れるからだ。
Facebookを使っている方、疑問に思われた事がありませんか? なんで「友達かも?」にやたらと美人さんが出て来る事を。リクエストしたくなるはず。そう、それが普通ですよ。 でも、気をつけていただきたい事、 それは、 「成りすまし」。誰でもアカウントを作れるから、男が美女にに成りすまし、人を集め、マルチ商法、ワンクリック詐欺、セミナー勧誘、ネズミ講などに引っ張られ、被害者が続出し、今も尚、それが横行している事実がある。
では、成りすましを見破る方法の一つを紹介しよう。 パソコンは出来ない......という人も安心してください、スマホならば可能だ。
スマホから。 まず、「Chrome」を、スマホにインストールする。タブを起こし、「PC版をリクエスト」を押す。これで画面がパソコンと同じ画面になる。こちらからFacebookにログイン、そして自分が怪しいと思っている人の名前をFacebookで検索する。出てきたプロフィールの写真を選択して長押しすると、「この画像をGoogleで検索」とありますのでそれをクリック。 誰だったであろうか?
Facebookと同じ名前か? PCならば画像を保存し、Chromeの画像を選択してカメラマークが出たら、その上にドラックドロップ。美人だと思ったら、この方法で検索してみよう。香港、韓国タレント、地下アイドル、AV女優なんて出てきたりしないだろうか。
なんで、なりすます必要があるかって? 嘘から始まるなら、嘘をつくためでしょう。みなさんもくれぐれも気をつけて頂きたい。
Written by 幸山浩久
Photo by Maxime Raphael
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