梅雨も開けてすっかり夏模様。薄着の季節になり、海やプールと身体のラインが気になる季節。
「お腹を引っ込めたい!」「割れた腹筋を手に入れたい!」と腹筋運動をやっている方も多いんじゃないでしょうか?
でもちょっと待って下さい!
あなたが行なっている腹筋運動は本当にお腹をへこませるものですか? 実はやり方によっては腹筋をやるとウェストは太くなります。
皆さんが想像する腹筋とは腹直筋のことです。シックスパックとか言われますね。この腹直筋は肋骨と骨盤の前側を近づける働きがあります。
で、よくジムなどで見かけるのがこういう腹筋。
腹筋台などで足を固定して身体を起こして倒してを繰り返します。ここで先ほどの腹直筋の働きを思い出してください。
「腹直筋の働きは肋骨と骨盤の前側を近づける」でしたよね? この腹筋運動では全然近づいてませんね......。
実はこの運動は主に脚の前側、股関節を曲げる筋肉を鍛えているんです!
腹直筋を鍛えたいのならこのように肋骨と骨盤を近づけるようなイメージで身体を丸めていきましょう!
身体を無理に起こす必要はありません。自分のおへそを覗きこむようにして息を吐きながらお腹を丸めていきます。足も固定しなくて大丈夫です!
これが腹直筋のトレーニングです。
では正しく腹直筋を鍛えたらお腹が引っ込むかといえばそういう訳でもありません。というか太くなります。
もちろんシックスパックと言われる6つに割れたお腹を手に入れるためには必要です。
筋肉はトレーニングすると太くなります。腹直筋もトレーニングすると太くなります。当然ウェストは太くなります。
あと、腹直筋は体を丸める働きがあるので姿勢が悪くなります。
こんなふうに身体が丸まります。画像は極端ですが(汗)単純に見た目の問題ですが身体が丸まっていると太く見えますよね。
姿勢正しくシュッと伸びている方がお腹もスッキリ見えます。
実はお腹には腹横筋という筋肉があります。この腹横筋は背骨と垂直方向にコルセットのようにお腹をぐるっと囲んでいます。
さてここで問題!コルセットが縮むとどうなりますか?
そう! お腹が凹みますよね! と言うことはこの腹横筋を鍛えるとお腹が凹みます!
腹横筋の機能は「腹腔内圧を高める」働きがです。すごく簡単に言うと「お腹を引っ込ませて息を吐く」ということです。
ということでお腹ぺっこりに向けた腹横筋トレーニングをやってみましょう!
まずはお腹の動きを意識しやすいように横になってお腹を引っ込めながら息を細く長く吐いていきます。
この時に背中は指一本くらいの隙間をキープしたままやりましょう!
床に背中がべったり付いている場合は腹直筋が優位に使われている場合が多いです。
上手くお腹を凹ますことができたらその状態をキープして呼吸を続けます。息を吸った時にお腹が膨らまないように気をつけてくださいね!
お腹が膨らむのをぐっと抑えることが腹横筋の良いトレーニングになります。
このようにお腹を引っ込めた状態のことをドローインと言います。慣れてきたら立ちあがった状態でもやってみましょう!
腹横筋はコルセットのようについてますので強化できると腰痛予防にもなります。
慣れるといつでもどこでもできますので是非やってみてくださいね!
Written Photo by 大野崇(プロキックボクサー・元K-1JAPAN選手・トレーナー)
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