朝型生活にもデメリットはあった!朝型・夜型と健康の関係
●その1:夜型はナルシストでずる賢い性格に!
オーストラリアとイギリスの研究者たちは、性格と睡眠週間について200人以上に調査を行いました。
その結果、夜型人間はわがままでナルシストな性格になりがちということが判明。研究者らは、「夜の闇にまぎれて他人からセックスの相手を奪うためでは?」と指摘しています。
●その2:夜型は空腹になりやすく、太りやすい
『国際時間生物学』で発表された最近の研究によると、夜型は朝型よりも体重の増加率が大きいことが判明しました。
朝型、夜型を比較した結果、午後8時以降に摂取した平均カロリーは朝型が299kcal、夜型が677kcalと倍以上の差があることも明らかに。
イギリスのラフバラー大学睡眠研究センターのジム・ホーン教授によると、「私たちの体内時計は代謝に影響を及ぼすので、体型にもそれが表れるのです」と指摘しています。
●その3:夜型はいびきをかきがちに
アメリカのペンシルバニア大学で行われた研究では、夜型人間は呼吸が10秒に渡って停止する無呼吸症候群や、いびきをかいていることが多いと判明。
これは、夜型人間に肥満な人が多く首回りに脂肪がついていることと、夕方から活動する人は高いストレスホルモンを持っていることが原因だとみられています。
●その4:夜型は感じる痛みも大きい
アメリカで行われた研究によると、夜型人間は深い眠りにつきづらいため、翌日は朝型人間よりも痛みに敏感になることがわかりました。
とくに40歳以上の夜型人間に顕著に表れる症状で、関節の痛みや背中のこわばりで目が覚めることもあるといいます。
●その5:夜型は人生楽しいがうつになるリスク大
これまでの研究で、夜型人間は朝型よりも冒険心があり、より外交的であることがわかっています。
つまり、朝型人間よりもリア充ではあるのですが、睡眠専門家のニール・スタンリー博士によると、「夜型人間は睡眠不足が原因でうつ病になるリスクが高まる」と述べています。
●その7:夜型男子はパートナーがいる率が高い!
イギリスのダラム大学が18~30歳の男性160人に調査を行ったところ、夜型男性は平均16.3人が恋人がいたのに対し、朝型男性は平均3.6人しか恋人がいなかったことが判明!
昨年行われたドイツの科学者による研究では、夜型男性は男性ホルモンのテストステロンの数値が朝型男性よりも高いということもわかりました。
しかし、女性では、朝型のほうがホルモンが安定するため、多産であることがわかっています。
●その8:朝型はがんリスクが増加!
いくつかの研究で、朝型人間はがん、なかでもとくに乳がん、結腸直腸がんにかかるリスクが高いということが判明しています。
これは、朝型人間の持つPER3(時計遺伝子)が関係しています。
朝型人間はこのPER3を2つ持っていることが多いため、がんリスクが増加してしまうのだとか。
●その9:朝型人間は疲れやすい
私たちは、体内に眠気をコントロールするシステムを持っています。
サリー大学の時間生物学博士、サイモン・アーチャー氏は、「疲れてベッドに行くときが眠気のピークなのですが、朝型人間の持つPER3(時計遺伝子)のせいで、朝型人間は一日の早い時間帯に疲れ切ってしまうのです」と指摘します。