睾丸の大きさでいい父親になるかが分かる!?
米エモリー大学の研究チームは、男性の睾丸の大きさを計測し、同男性たちの子育て習慣を調査しました。調査対象は1~2歳の子どもを持ち、その子どもの生物学的母親である女性と一緒に住む、21~55歳の米国人男性70人。すると、睾丸が大きい男性ほど、おむつの取り替えといった育児への参加が少ないことが判明。むしろ睾丸が小さい男性の方が、子どもの写真を見せたときに育児を司る脳内領域の活動が活発で、実際の子育てにも積極的に参加していた、という調査結果が出たのです。
この結果を受けて、同大学人類学部のジェームズ・リリング准教授は、「睾丸の大きい男性が常に良い父親でないとはいいたくないが、我々のデータからはそう した男性の方が、子どものおむつの取り替えや入浴、食事の支度、医者へ連れて行くといった子育てへの参加が少ない傾向がうかがえる」と説明。
さらに、進化論上、人類や動物は繁殖し、子孫を育てるようにできているという説に対して、「人類が繁殖努力に注ぐエネルギーは限られており、育児にエネルギーを注ぐほど生殖能力は下がるし、またその逆ともいえる」と結論づけています。