世の中「人事」で成り立っている事に気づきました 「ポスト岸田」と「茂木幹事長」と「創価学会」│プチ鹿島
人間の興味は「人事」しかないのではないか? 最近これを痛感します。あらゆるニュースは”人事への興味”で説明できると気づいたのです。
たとえば「ポスト岸田」。まだ先なのか近いのかわかりませんが「ポスト岸田」はそのまま人事の話だ。そういえば大臣更迭も内閣改造も派閥の争いもすべて人事ネタと言ってよい。そもそも選挙なんて究極の人事。政治記者は人事を追うときは生き生きしているように見える。
スポーツ界を見てみよう。サッカー日本代表の森保監督の契約はどうなる? これも人事だ。プロ野球では常に監督交代、トレード、ドラフト、FAが話題ですがこれらもすべて人事。東京五輪の組織委員会ってなんであんなにデタラメだったの?という疑問も結
局は人事を考えることである。
エンタメでいえば新ドラマのキャスティングや紅白歌合戦は誰が選ばれるのかというのも人事。最近大きな衝撃を与えたジャニーズ事務所からのキンプリ脱退、退所の件を受けての反応は”人の動きの裏を知りたい”という人事案件そのものだった。
そういえばタブロイド紙でたまに見かける人気番組「笑点」の次期メンバーは誰かという記事だって人事ネタです。面白いなと思うのは「落語芸術協会、落語協会、円楽一門会は現在それぞれ笑点に何人いる」という解説から始まることだ。完全に人間関係の解説なのです。あの番組は座布団の上に人事が座っているのかもしれない。
こうしてみると政治、スポーツ、芸能、そして企業情報など「人事」の話で成り立っている新聞やスポーツ紙は人間の欲望に応えているとも言える。私はこれらを「オヤジジャーナル」と呼んでいる。おじさんが書いておじさんが読む媒体。個人的なことを言わせてもらうと子どもの頃からオヤジジャーナルが好きだった私はようやく年齢が追いついた。感無量です。
では最近気になった「人事」ネタを選んでみます。たとえばこれ。