「Tポイントから離脱する企業続出」という新聞報道は本当なの? データから見るポイント普及率とは

次に共通ポイントサービスの利用状況を示しているのがグラフ2。調査年は青色が2015年、オレンジが2017年とやや前のものですが、利用率ではTポイントが2015年・2017年ともに6割以上で1位をキープしていました。大抵のユーザーは複数のポイントサービスを利用しているのが一般的ですから、早くからスタートしたTポイントは持っているという人も多いのでしょう。
ちなみに2019年にも共通ポイントに関する自主調査がリリースされています。20歳~49歳の男女2000名を対象としたネットエイジア「日本人のポイント活用に関する調査2019」(2019年2月27日リリース)という調査ですが、そこでも「利用しているポイントサービス(複数回答可)」の1位はTポイントでした。
そして、グラフ2でよくに気になったのは「利用していない」という人が2015年で12.9%、2017年で8.6%も存在すること。これだけ世間に浸透していて、利用するハードルもかなり低いと思うのですが、それでも利用しないという人は何故なのでしょうか。(文◎百園雷太)